ゼカリヤ書資料2⃣

Ⅰ、ゼカリヤ書の時代背景(バビロン捕囚とその後の歴史)
3回のバビロン捕囚について
①第1回 BC606年
バビロンのネブカデネザル王がユダ王国を征服し、宝物を奪い、ダニエル捕えられる。
②第2回 BC597年
王が再び来て残りの宝物を奪い、エホヤキン王他主要人物1万人をバビロンに連れ去った。
③第3回 BC586年
バビロン軍が攻め上り、エルサレム完全破壊。※ユダ王国は滅亡 列王記Ⅱ:25章
〈バビロン捕囚の70年(ダニエル・エレミヤの預言) 苦難の生活が続く〉
④BC536年
解放 総督ゼルバベル達の指導によりユダヤ人5万人がエルサレムに帰還する。エズラ記
⑤BC535年
ゼルバベル達により神殿再建に着手したが中止となる。(近隣の民による妨害の為)エズラ記
⑥BC520年~BC518年
ハガイやゼカリヤの励まし、預言活動が続く ゼカリヤ書・ハガイ書・エズラ記
⑦BC516年
ついに神殿再建完成する。エズラ記
⑧BC457年
エズラがエルサレムに帰還して改革する。エズラ記7章以降
⑨BC444年
ネヘミヤがエルサレムの城壁を再建する。ネヘミヤ記・マラキ書
⑩マラキの時代からバプテスマのヨハネ迄(中間時代)神の啓示がない沈黙の期間400年
Ⅱ、ゼカリヤ書のアウトライン(テーマは神殿再建工事の完成)
第一部 同時代へのメッセージ 1~8章
1、悔い改めの勧告       1:1~6
2、8つのヴィジョン      1:7~6:8
①神の巡察使たち       1:7~17
②4つの角と4人の職人    1:18~21
③エルサレムの未来の栄光   2:1~13
④大祭司の復職        3:1~10
⑤燭台と尽きない油      4:1~15
⑥空飛ぶ呪い         5:1~4
⑦エパ枡の中の罪悪      5:5~11
⑧主の遠征隊         6:1~8
3、象徴としての戴冠(たいかん)6:9~15
4、新時代の曙光(しょこう)  7:1~8:23
第二部 未来に関するメッセージ 9章~14章
1、王なるメシヤ        9:1~11:7
2、主の日          12:1~14:21