ゼカリヤ書(1)

2024年4月14日

2024年4月7日
聖書箇所:ゼカリヤ1章1~6節
宣教題:ゼカリヤ書に親しもう  

おはようございます。1週間主イエスの再臨が近づいたことを感謝します。またライブ配信を通して礼拝に参加している兄弟姉妹の皆様、病気療養中のあなたもおはようございます。お元気でしたか?
2024年4月7日を迎え、新しい年度になりました。昨年度は1名の方が洗礼を受け私達の家族に加えられ感謝しています。また教会会計も繰越金や会堂の修繕費用も少し貯蓄できましたので感謝しています。
私達の教会では現住教会員が定期的に月定献金をして支えてくださいます。また、不思議な事に本庄教会員以外の方で交流のある方々が定期的に、そして特別に献金をささげてくださるのでやり繰りが出来ています。ありがたいです。

それでは新年度も主に礼拝をささげ、共に聖書を学び、イエスの心をもって行動するキリスト者として、自分にできる愛のわざをさせていただきましょう。特に私達が愛してやまない本庄児玉郡市の発展を願い、隣人にお仕えしていきたいと願っています。また今日のメッセージを通して神があなたに何を語りかけているかを受け止め応答してまいりましょう。

今迄コロサイ人への手紙とピレモンへの手紙から学びました。その後、新約聖書の福音書を通してイエスの生き方から学ぶシリーズが先週最終回(6回)でした。
主イエスは十字架上で6時間苦み続け、御業を全うし最後は「完了した」「わが霊を御手に委ねます」と言って息を引き取りました。その後、墓に葬られ、よみに下り、三日目に栄光の体で復活し、今天にいて私達一人ひとりの為にとりなし導いてくださいます。やがてキリストは、世界の完成前に私達を救う為空中に再臨し、のちに反キリストの軍勢を打ち破り、イスラエルの民を救う為に地上に再臨します。そのようなことが身近に受け止められるような時代に生きています。

そんな訳で今日から旧約聖書に戻り神殿の再建と終末預言を含めたゼカリヤ書とハガイ書から学びます。そして、自分達への適用としては、困難な中でどう生きるか励ましを受け、また私達が終末(完成前)の生みの苦しみの時代の中でどう生きるか学んでいきたいと願っています。必ずゼカリヤ書やハガイ書を通して大きな祝福をもたらしてくれると確信しています。

まず大きな時代の流れを理解いたしましょう。別紙をご覧ください。(読んでいきます)これで大まかなイスラエルの歴史がお分かりになったと思います。この預言書はゼカリヤが20年間中断していた神殿工事を再開して完成するためにユダの人々を戒め励ますためにも書かれました。

1:ダレイオス王の第2年の8月、これはBC520年10月/11月で総督ゼルバベルによってエルサレムに帰ってきてから16年後です。第一陣は喜びと希望をもって帰ってきて、神殿建設に取り掛かりましたが、途中で横やりが入り、工事は中断したまま16年が過ぎました。民は近隣諸国に対する恐れと希望がない状態が続いていました。

このようなときに、祭司イドの子ベレクヤの子、ゼカリヤ(祭司であり、預言者)に次のような主のことばがあった。彼はバビロンで生まれ、BC536年にエルサレムに帰ってきた内の一人です。ゼカリヤの名前は「主は覚えてくださる」の意味で「主は決して忘れていない」というゼカリヤ書のメッセージに相応しい名前です。民が苦しい中にあっても主が覚えている事を示しています。
2:しかし神は、神が目的をもって創造されたイスラエルがその目的から離れたため、先祖たちに対し激しく怒ったのです。今も神は不正に対しては怒りを発せられる神です。

3:またゼカリヤ書には万軍の主という言葉が何回も出てきます(53回)。これは「宇宙の万物を創造し、支配する力を持つ神が、出かけてくださる」そんなイメージです。今イスラエルの民の状態は弱く、貧弱な状況です。神殿建設工事の中断を余儀なくされ、外敵におびえ脅威を感じているのです。
でも神の視点から見れば、決して、弱くはなく外敵を恐れる必要もありません。なぜなら彼らが信頼する神こそ、力ある万軍の主として出てきて戦ってくださる神であるからです。

・続いて主のことばは、「わたしに帰れ」という言葉です。「そうすれば私もあなた方に帰る」イスラエルよ、いまこそ悔い改め、私のところに戻ってきなさい。そうすれば、私もあなた方のところに帰る。これこそがイスラエルと神との正しい関係です。神はそのように勧められたのです。

適用
今日のみ言葉はあなたに何を語りかけていますか?
①神は私達に対しても常に神の身許に帰る(信仰の原点に立つ)ことを勧めています。帰るとはどんな意味か?何をするにしても神の御心に立ち止まり、従う思い、信頼、神第一の姿勢、これを最優先することです。そうすると大きな間違いからも守られ、主に愛されつつ、たとえ失敗しても立ち直ることが出来るのです。これが主のところに帰る人生です。

②もう一つ、私達が信頼する神は、私達のところにまで出かけて戦ってくれる万軍の主なので恐れる必要はないのです。困難の時にも、いつも共にいて励ましてくださる神があなたの神です。

結び
常に信仰の原点に立ち返ること覚えて歩もう。そして私達には万軍の主は共にいることを覚えて生きよう。
今日はここまでにします。