聖書から見るイエス像
２０２４年１月１日 元旦礼拝
聖書箇所：ヨハネの福音書1章1～2節
説教題：聖書から見るイエス像
あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。今日は私達が信頼しているイエス様のお姿を聖書の証言から１０のポイントに絞って確認したいと思います。そしてイエスへの信頼を強められ新しい年を歩んで行ければ幸いです。それでは早速見てまいりましょう。
① 世界の初めから存在していたお方。
初めにことばがあった。ことばは神とともにあった。ことばは神であった。この方は、初めに神と共におられた。（ヨハネ１：１～２）
※初めにことばがあった「ことばとは、すべて存在する物の前におられた考える方の事で、ヨハネはキリストの事をことばと紹介しています。聖書の神（創造主）はおひとりですが３つの位格を持っています。①父なる神、②子なる神イエス・キリスト、③聖霊なる神。キリストは父なる神と本質が全く同じお方であり世界が始まる前から神と共におられた。
② すべてのものの創造主（つくりぬし）。
すべてのものは、この方によって造られた。造られたもので、この方によらずにできたものは一つもなかった。（ヨハネ１：３）
※イエス・キリストは世界中のすべてを造られたお方です。私の父母を通して私に命を与え生かしてくださったのも主イエス・キリストです。
③ 神が人となられたお方
ことばは人となって、私たちの間に住まわれた。私達はこの方の栄光を見た。父のみもとから来られたひとり子としての栄光である。この方は恵みとまことに満ちておられた（ヨハネ１：１４）
※私たちは鈍感なので目に見えない霊的存在の神と言われてもよくわかりません。それ故神であるイエス・キリストは私達と同じ体をもってこの地上に来てくださいました。私達は人となられたイエスを通して神を知ることが出来ます。恵みと誠に満ちておられたとは、全宇宙を創られたお方が、私たちの様な小さいものに対しても人格的な交わりを持ってくださることです。
④ 罪を犯されなかった方
私たちの大祭司は、私たちの弱さに同情できない方ではありません。罪は犯しませんでしたが、
すべての点において、私達と同じように試みにあわれたのです。（ヘブル４：１５）
※私たちの大祭司はイエスの事です。私達は生まれながら罪を持っているゆえ様々な弱さや失敗があります。イエスは人であるとともに神で有るので、私達と同じように悪魔の誘惑を受けましたが罪を犯すことはありませんでした。
⑤ 私の罪を取り除く為に来られたお方
人の子も仕えられるためではなく仕えるために、また多くの人の為の贖いの代価として、自分
の命を与える為に来たのです。（マルコ１０：４５）
※イエスはご自分を人の子と呼んでいた。彼がこの世界に人間として来られた目的は、私達に仕える為、最終的には、信じる者を救う為、自分の命を贖い（命をもって買い取る事）の代価として十字架上で私たちの罪の為に身代わりの死を遂げることでした。
⑥ 人知をはるかに超えた愛の人
人知をはるかに超えたキリストの愛を知ることが出来ますように。そのようにして、神の
満ち溢れる豊かさにまで、あなた方が満たされますように。（エペソ３：１９）
※キリストは私たちの思いや考えをはるかに超えて私達を愛してくださっているお方です。
私たちもキリストの大きな愛でみまもられているのです。
⑦ 最もへりくだってくださった方
キリストは神の御姿であられるのに、神としてのあり方を捨てられないとは考えず、ご自分を
空しくして、「しもべ」の姿をとり、人間と同じようになられました。（ピリピ２：６～７）
※世界の創造主でありながら、その栄光を捨てて、私たちと同じ人間となるほどにへりくだられたお方です。そしてその３３年の生涯は「しもべ」として人に仕えられました。
⑧ 私たちの罪の為に死んでよみがえられた方
私があなた方に最も大切なこととして伝えたのは、私も受けたことであって次のことです。
キリストは聖書に書いてある通りに、私たちの罪の為に死なれたこと、また、葬られたこと、
また聖書に書いてある通りに、三日目によみがえられたこと、また、ケファに現れ、それから
１２弟子に現れたことです。（Ⅰコリント１５：３～５）
※キリストは私達が新しい永遠の命を受け、新しく歩みだせるように、私たちの罪の身代わりとして十字架上で死に、葬られ、三日目に死人の内より復活したお方です。これが信じる者に命が与えられる根拠になります。
⑨ 人間的には見栄えがしなかった方
彼には見るべき姿も輝きもなく、私達が慕うような見栄えもしない。（イザヤ５３：２）
※人として来られたイエスの外見は想像に反して私達が見とれるような姿ではありませんでした。意外性と多くの人に安心感を与えます。
⑩ やがてこの世界に戻ってくる（キリストの再臨と言います）
キリストも、多くの人の罪を負うために一度ご自分を献げ、二度目には罪を負うためではなく、
ご自分を待ち望んでいる人々の救いの為に現れてくださいました。（ヘブル９：２８）
※今年はＡⅮ２０２４年。キリストはユダヤ人の救いの為にもう一度この世界に来られます。そ
の日が近くなりました。その前に私達の為に空中再臨し、その後地上に再臨し、エルサレムで
反キリストとその軍勢を滅ぼし、キリストを中心とする千年王国を設立し世界を王として治めま
す。その後、永遠の御国である新しい天と新しい地を用意して私達を移してくださいます。
結び
以上が神の言葉である聖書に記されているイエスのお姿であります。私達はもっと大胆に確信を
もって主を信頼して歩んでよいのです。そうすればあなたの人生はもっと変わります。