父と子と同格なる神、聖霊

2022年12月20日

2020年2月23日
参照聖句:イザヤ6:8~10、使徒28:25~28
説教題:父と子と同格なる神、聖霊

おはようございます。今日は聖霊について4回目になります。今迄聖霊の人格について学んできました。この聖霊は御霊や助け主とも呼ばれ、知性、感情、意志を持つお方であります。聖霊はイエスを信じた人の中に住んで下さり、教えや、導き、とりなし、語り掛け、悲しみ、特別な働きに任命します。これは人格を持っていなければできません。

前回は、聖霊は他の存在からの働きかけを受ける事を学びました。例えば父なる神から、又、子なる神イエスから、そして人間からも働きかけを受ける事を学びました。例えば人は聖霊を悲しませたり、御霊の働きを抑え込んだり、時には冒涜し、欺き、侮り、逆らう事を言います。

そんな中で私たちの一番良い選択は、聖霊に好まれる生き方をすることです。ヨハネの福音書にあるニコデモとイエスの対話では、風は思いのまま吹くというイエスの言葉があります。
この聖書個所から、聖霊は自分達への適用として、私たちも聖霊に好まれ、聖霊が働きやすい生き方、考え方をすることが必要です。ではどうすれば聖霊に好まれる生き方が出来るか、それは、自分から頑張るのではなく、主の恵みに応答して主の力を信頼して一歩踏み出して生きる人は聖霊に好まれます。先週やってみて体験した人いますか?

4回目の今日は「父と子と同格なる神、聖霊」という題です。聖霊は、自分から語り、又自分について語ると言うよりも、ヨハネ16:14でイエスが、「御霊は私の栄光を現わします」と語っておられるように、イエスの栄光につながるような働きをされる謙虚なお方です。ここは非常に大切な事であります。私たちも何かの働きをするときに自分に栄光を帰すのではなく、神の栄光につながる働きになる。これこそ聖霊の働きです。この様に聖霊、御霊は、イエスと役割や働きは少し異なりますが、父及び御子イエスと全く本質的には全く同じ、同格の神です。今日はこの視点で学びます。まず週報に書きましたので参考にしてください。読む。今日は2つです。

①御霊は神とよばれている。
・イザヤ6:8~9 
ここはイザヤが預言者として神に召し出される時の事です。主の語る言葉、だれが我々の為に行くだろうか。神は三位一体ですから、ここで複数形、我々とあります。イザヤは「私がいます。私を遣わしてください」そして主はイザヤに「行ってこの民に告げよ」と語られます。

・使徒28:25~26
ここでパウロはイザヤ書で語られた主とは聖霊であると言っています。それ故、新約聖書では聖霊は神という事になります。
同じことがエレミヤ31:31~34、主が語られた新しい契約について、ヘブル10:15~17では聖霊が言われたとなっています。聖霊は主と同格の本質は同じ神です
・Ⅱコリント3:18では主にあって成長する事、それはイエスに似た生き方になる事ですが、それは御霊なる主の働きであるとパウロは言っています。
・使徒5:3~4、アナニアとサッピラが不正の罪を犯したときに、ペテロが指摘した言葉です。3節で聖霊を欺いた、4節で続けて神を欺いたと言っています。聖霊は神であるという事になります。
以上聖霊は神と呼ばれている聖書個所です。如何でしょうか。
②聖霊は神の属性を持っている。属性とは性質や特徴の事です。
・創世記1:2
1:神が天と地を創造がされた。素晴らしい天と地を創られました。ここでピリオド。2節の出だしはそしてではなく、さて、と読むとすっきりします。茫漠とは別の言葉で混とん、カオスです。いろんなものが入り混じって区別がつかない状態を指しています。良い意味ではありません。なぜこうも違ってしまったか。ここの解釈は1節と2節の間に大きな出来事があったというのが、私の聖書理解の立場です。

どんな出来事か、1節と2節の間に時間的な隔たり、大きなずれ、隙間は天地創造の時から2節になるとカオス、混とんとした状態になっていますが。1節と2節の間に天使が堕落し、悪魔、悪霊となって神への反乱があったと理解します。それ故、地は茫漠、カオス、混とんとして、闇の状態になってしまったのです。かつて栄光で輝いていた地はすっかり塩水がおおっていた。

ここで登場してくるのが、神の属性を持っている霊です。霊とは聖霊の事で、このお方の働きにより罪が入って混とんとしていた地球が回復されている姿です。動いていたという言葉があまりピンときませんが、これは天使の堕落によって混乱していた地を回復させる聖霊の働きの事で、覆っていたという意味で、手厚い保護の下に置かれている状態のことです。具体的には母鳥が卵を温め孵化させることです。即ち天使の堕落によって混乱した状態から回復の御業が始まったという事になります。ですからここは暖かい回復の御業があるのです。これこそ聖霊なる神の働きです。
この様に聖霊は天地創造の時から神としての回復のみわざをしているのです。だ方父なる神と全く同格の神なのです。

・聖霊の2つ目の神の属性(性質や特徴)はヘブル9:14。とこしえの御霊とあります。聖霊は神として永遠の初めから存在するお方です。今も生きておられ私たちと共に働きておられます。

ここの文脈は永遠の御霊の力によってご自分を傷の無い、生け贄として神にささげられたキリストの血は私たちの良心を死んだ業から清めて下さると言っています。即ちキリストの十字架の御業の時にも聖霊なる神は共に働かれたということです。聖霊は目に見えませんが側面でしっかり働きているお方です。
今日はここまでにしますが、どのような感想を持ちましたか?
聖霊は神の一位格として父なる神、子なる神と全く本質的に同じで同格なる神であり事の理解が進みましたか。旧約聖書と新約聖書の比較もありましたし、聖霊は神としての性質や特徴を備えて天地創造のみわざに参画されていた方であることも創世記から見てまいりました。
結論
聖霊は父なる神、子なる神イエス・キリストと同格であることを正しく知りましたので、これから聖霊と親しく交わり、聖霊に好まれ、聖霊から100倍の力や知恵を頂いて歩んでまいりましょう。