聖霊なる神、その人格 

2022年12月20日

2020年2月2日
参照聖句:ヨハネ16:8
説教題:聖霊なる神、その人格 

おはようございます。今日も皆様と共に主を礼拝し、パンとぶどうジュースを通してイエス・キリストのみわざを覚える事が出来、心より感謝します。
先週は風間ディビット哲哉牧師を通して良きサマリヤ人のメッセージから多くを学ばせていただきました。また主への賛美捧げる事が出来て感謝でした。
今迄の礼拝メッセージ「この人を見よ」シリーズが終わったら、コリント人への手紙第一に戻すつもりでいましたが、先週布団の中で最終的には聖霊についてきちんと話した方が良いと導かれたので、聖霊について様々な視点から学んでまいります。何故、聖霊なのかは、イエスについてしっかり理解した後の具体的な生き方の鍵は聖霊の働きであるという確信があるからです。この聖霊についての話は回数がかなり多くなると思いますし、聖書の引用箇所も色々なところを読みますので、少し大変かもしれませんが、聖書を開く練習にもなりますので挑戦してみて下さい。参考図書としてシェイファーの「聖書の主要教理」から進めていきます。

さて、皆さんにお聞きします。聖霊というとどんなイメージを持たれますか。ある人は気持ち悪いとか思ったりします。特に信仰持ちたての頃は。またある人のイメージは聖霊とは時々自分のそばにいてくれる有り難い存在であるとか考えます。又ある人は聖霊の人格を否定して単なる活動力であると考えたりします。
因みに今述べた3つの事は正しいですか?そうです。全部間違っていますね。聖霊は暖かいお方で、決して気持ち悪い方ではありません。聖霊は私たちの心の内に住んでいつも共にいて下さいますし、単なる活動力ではなく人格の3つの要素である知性、感情、意志を持っています。知性とは物事を理解し、考え、善悪を判断する能力の事。感情とは、喜び、悲しみ、怒るようなことです。意志はこれをしようとか、あれはしないとかいう心の持ち方の事です。聖霊様はイエス様と同じように知性、感情、意志を明確に持っていて私達に対して働き、関わりをしてくださるお方です。これからこの辺の事も含めて聖霊なる神について共に学んで行きます。

因みに聖霊についてはある箇所では御霊と書かれている時があり、助け主という言葉で書かれている時がありますが違うのでしょうか。そうです。実は同じお方です。これはギリシャ語の言葉が違うので日本語に訳す時にもそのように変えて使っているだけで同じお方を指しています。
私も聖霊とか、御霊様とか、助け主と言ったりしますが、これは同じお方である事と思ってください。また週報を開きますと、聖霊なる神の人格、11項目ありますが今日はその中からいくつかを紹介します。
そして私たちの内に住んでいる聖霊は人格の3つの要素である知性、感情、意志を持って私達を導き助けて下さるお方であることを更に深く確認してまいりましょう。今日は4つ。

1、誤りを認めさせる方 ヨハネ16:7、8。
ここは最後の晩餐の時にイエスが語られた言葉です。十字架のみわざを前にして真実を語られた言葉で、イエスがみわざを成し終えて天に帰えることは弟子にとって益となる。何故なら天に帰らないと助け主が来ない。天に帰ると助け主が来ると言っています。聖霊は助け主と呼ばれている。
続けて8節ではその方と呼んでいます。その方ですから、単なる活動する霊ではなく、人格がある事が分かります。いつ人の中に来て内住、すなわち住んで下さるかはペンテコステの時に聖霊が下ってきます。その時には私達に働いて何が罪か、正しい事か、裁きかについて聖霊は教えて、その誤りを認めさせるのです。経験ありませんか?今まで何とも思わなかったことが、罪だと思うようになったとか。人の前ではなく神の前に生きる様になり、正しいか悪いか、罪かを示してくださるのです。これは私達の心の内に聖霊様が住んで下さっている証拠です、

2、教える ヨハネ14:26
ここもイエスが最後の晩餐の時に弟子達に語っている言葉です。助け主、すなわち父が私の名によっておつかわしになる聖霊はとあります。聖霊様は、でしやばらないですね。きっちり自分の立場をわきまえていますね。イエスの名によって遣わされた時に下ってこられるのです。聖霊は謙虚で何をするか。教える。思い起こさせて下さる。だから聖霊様の助けを祈り求めながら聖書を読むと、新たな発見や思い起こすことが沢山出てくるのです。私たちの内に住んでいて働いてくれるからです。だから聖霊様によって教えられることを期待しながら考える人は頭がよくなるのです。
しかもすべての事とありますから信仰的な事、仕事、家庭生活のあらゆる面で教えて知恵を下さるのです。
因みに助け主というのは助言者、慰め主、とりなすもの、弁護者、激励者、援助者という幅広い意味が含まれます。このお方が私たちの内に住んで下さっている事を考えると平安と力に満たされ、勇気100倍になるのです。

3、新しく生まれさせる ヨハネ3:6
ここもイエスの言葉です。ニコデモとの対話は新しく生まれるという事がテーマです。肉によって生まれた者、即ち、うまれながらの性質はどこまでも、生まれたままの性質の延長であり、限りがあります。でも御霊によって生まれた者は霊とは、聖霊の働きによってのみ人は全く新しく生まれる事が出来るのです。この様に聖霊は人を新しく生まれさせてくれるのです。ボーンナゲンする事が出来る、第三位格の神なのです。

4、とりなす ローマ8:26
ローマ人への手紙8章は新しくされたキリスト者の生き方について語っています。これは使徒パウロの書いた文章で、信仰の本質が述べられています。ここで聖霊は御霊と書かれていますが神と同じお方なので、私たち全員の弱さを良くご存知です。私たちが弱さの中にあって神にどのように祈ったらよいか分からない時に、神と私たちの間に立って、深いうめき声をもってとりなしてくださる。聖霊はどこまでも私たちの弱さを理解し受け止め、とりなしてくださる私たちの味方なのです。
適用
今日は聖霊が人格を持つ方、すなわち、知性、感情、意志をもっている第三位格の神である事、そして私たちの内に住み続けて下さる神である事を学びました。但し私と同じように聖霊は控えめでですね。そして私たちの為にとりなし、新しく生まれさせ、教え、正しい方向に導いてくださるお方です。
結び
この聖霊様について正しい理解をし、信仰の世界だけではなく、私達の生活全般、そして日本の、全世界のあらゆる事に対して働き、導いて下さる聖霊の力に信頼して今週も歩んでまいりましょう。そうしたら貴方も、あなたの家族も人生が大きく変わります。アーメンですか。