この人を見よ⑨

2022年12月20日

2020年1月19日
参照聖句:ヨハネの黙示録21:1~8
説教題:この人を見よ⑨ 

おはようございます。今日は「この人を見よ」シリーズの9回目最終回です。12月第一週から7回に亘り、イエスの誕生、幼少時代、30才からの公生涯、十字架上の死と復活、昇天、大祭司としてのとりなし、そしてこれから起こることとして、予告なしに起こる空中再臨(携挙)7年間の大患難時代、キリストの地上再臨、新天新地の前段階としてのキリストによる千年王国です。

千年王国が終わって白き御座の裁き、これは救いを受けていない人に対する最終的な裁きで、人々は其の行いに応じて裁きを受けます。確認ですが、救いを受けている人は有罪確定である白き御座に立って裁きを受けますか?はい、受けません。
全てイエスの十字架の血潮で神の前に罪は洗い流され、罪が赦されている立場なので受けません。そして千年王国の時に私達の立場は確定して栄光の体に変えられているので最終的な白き御座に立つ事は有りませんのでご安心ください。一部カルト的教会で頭が刷り込まれている人は、ここにキリスト者もたつから熱心に伝道しなければ救われないと、言われた人もいるかもしれませんが、イエスの十字架の血潮によってきよめられていますのでご安心ください。

では千年王国が終わった後、地球はどうなるか、この地球は役目を果たし終え、天の万象は燃えて焼き崩れ去り、地と地の色々な業は焼き尽くされると第二ペテロ2:10~13に書かれているのでずっと地上は変わらないと思わないでください。
それからいよいよ、新しい天と新しい地の時代に入ります。私達が俗にいう天国と呼ばれるところです。もう一度、流れを確認します。主イエス・キリストは神が人となってこの世界にきてくださり、十字架のみわざを成して復活し、ご自身を信じる者を完全に救うお方です。それから天の上り、やがて天の神の右の座にあって、大祭司として私たちの為にとりなし、導いてくださいます。私達は神の聖霊によって強くされ日々変えられ成長する存在なのです。やがてキリストは再臨し、私達を栄光の体に変えて、この地上に私たちを連れて戻って千年王国の時に何らかの役割を与えます。そして千年王国は過ぎていよいよ新天新地の始まり、ここが私たちのゴールです。

黙示録21章1節~10節。一度学んでいますからポイントを絞って話します。
1:新しい天と新しい地
こここそ私達が最終的に住む場所、新天新地です。良くテレビで有名人が死ぬと、誰々さんは天国で今頃、好きなお酒を友達と酌み交わしているとか言うナレーションを聞く事がありますが、言っておきますが、そのような低レベルの話で語られる場所では全くありません。ここで新しいとはこの地上の延長で新しいのではなく、全く質的に新しいという意味です。天国はふわふわしたところではなく、天と地がはっきり存在するところです。

以前の天と以前の地は過ぎ去り、もはや海もない。これは今、私達の住んでいるこの地球がなくなるという意味です。いつでしょうか?そうです。これから7年間の患難時代があり、キリストの地上再臨があり、その後キリストによる直接統治の千年王国が終わると、この地上の以前の天と以前の地は過ぎ去り、もはや海もない状態になります。根拠となる聖書箇所はこの黙示録と、先ほど申し上げたⅡペテロ3:10~13に記されている様に、地球は役割を果たし終えた後、「天の万象は燃えて焼き崩れ去り、地と地の色々な業は焼き尽くされると記されています。未来永劫地球はずっと変わらないと思わないでください。
また、マタイ24:35にはイエスの言葉として記されています。開きましょう。読む。この天地は滅び去ります。そしていよいよ新天新地の時代です。
2:新しい天と新しい地
新天新地の中心に聖なる都エルサレム、神の平和の町エルサレムが、夫の為に飾られた花嫁の様に整えられて、神のみもとから出て、天から下ってくるのを見たとヨハネは記します。天において完成された都が下りて来る。まだこれは天にあります。やがて時至った時に下りてくるのです。

ここが天国の中心地。私たちも栄光の体をもって千年王国からここに移るのです。天国はなんとなくある場所ではなく、しっかりと現実に存在するところ。黙示21:11節以降をみるとこれは巨大な建物です。ここをアブラハムも待ち望んでいたのです。
3:神の幕屋
出エジプト記の幕屋を思いだします。ここは神の臨在、シャカイナグローリー、神の栄光ある場所です。私達は神の栄光に包まれて永遠の世界で住むようになるのです。ここには父なる神と子なるイエスキリストが共にいます。創造主なる神と直接交わりが出来る様になる、ここが天国。
4:ないもの
涙は存在しない、この箇所は天国でも悲しい事があるという意味ではありません。悲しみの原因がすべて取り除かれるという意味です。死なない。悲しみが無い。叫び、苦しみが無い。この世とは真逆の所が新天新地です。
5:ヨハネに対する命令
書き記せ 新しい天と新しい地が必ず創造されるという神の約束。命令。
6:神の計画
事は成就した。永遠の神が計画の成就を宣言。アルファ、オメガ、最初であり最後、これは永遠の神の名前を現わす。天国には海は有りませんが、いのちの水の泉があります。
7:勝利を得るもの
信者は新天新地を相続する。当然ここにおられる兄弟姉妹もここに移ります。

以上でイエスの誕生から新天新地までを「この人を見よ」という視点で9回に亘り学びました。特に聖書の終末論は大切なところです。これからの時代がどうなっていくか。是非今までのメッセージを覚えて下さい。聴き忘れた人やもう一度学びたい人は本庄教会のホームページを開いて聴いてください。
○結び
新天新地は私たちが確かに移される希望の場所です。この希望を確かに持ちつつ地上の生涯を歩んでまいりましょう。そして互いに励まし合いキリストの僕として、キリストが生きたように生き様ではありませんか。
具体的には本庄児玉郡市の隣人に対し、親切にし、優しい心で接し、困っている人がいたら声をかけて助け、悩んでいる人がいたら、よく話を聞いて、その人と一緒に解決の道を模索し支援する。生活に困窮している人がいたら、それは市役所がやることだからと冷たくしないで、ライフネットいかっこを紹介して愛の手を差し伸べる。
このような生き方を今週もしながら主の再臨を待ち望んでまいりましょう。