受けるより与えるほうが幸い⁑2025.08.03

聖書箇所:使徒の働き6章1~6節

宣教題:受けるより与えるほうが幸い 

内容

 おはようございます。早くも8月を迎えました。ハレルヤ。キリストの再臨がまた一週間近づきました。ライブ配信で礼拝参加している日本国内や海外の皆様もおはようございます。毎回大勢の方が共に礼拝をささげてくださっていることを深く感謝します。
今まで「山上の説教」から5章迄学びましたので一区切りとし、今日は特別に「今日本が置かれている状況の中で私達キリスト者はどう生きるか」いうテーマで考えていきたいと思います。
又、今日のメッセージ原稿も本庄キリスト教会HPにhttp://honjochrist.church外国語自動翻訳機能付きでUPされていますので是非ご利用ください。

さて、昨今の日本人平均年間収入は約460万円(中央値350万円)と、下がり続けています。特にバブル経済(1990年代)が、はじけて以降、大勢の国民は30年間収入が増えず、多くの税金が張り巡らされていますので国民の生活は苦しくなる一方です。ご多分に漏れず、現役世代が少ない本庄キリスト教会も献金が毎年少なくなる傾向にあります。私たちは今、そういう時代に生きております。

一方、よく言われる日本の相対的貧困率(大多数の人が受ける生活水準と比較して貧しい状態)は、15パーセント(2022年)と高く、6人に1人が貧困状態と言われています。特にひとり親家庭、高齢者世帯、社会的弱者世帯ではお金がなく生活が困窮していいます。(食料不足)
私達はフードバンク活動を始めて10年になりますが、去年ぐらいから食品を求めてこられる方が急増しています。手持ちのお金がないということです。特に奇数月(7月、9月)。年金支給は偶数月(8月、10月)なので、所持金がゼロになってしまいます。このように相対的貧困家庭が増えています。これが今の日本の現実であり、これに地震や各種災害がプラスされます。

私達キリスト教会の経済力も乏しいのが現実です。本庄キリスト教会の決算は昨年度の献金収入が約550万円。毎月皆様に決算報告書を配布していますが、人件費(牧師謝礼等)や諸経費、伝道牧会費、教団事務費等を支払うと繰越金が数十万円のみで、なかなか積立金迄回りません。

 それでは聖書に出てくる初代のキリスト教会は現実の世の中でどのように生きていたのでしょうか。彼らの生き方を私達も見習っていきたいと思いますが、彼らは礼拝していただけですか。主を賛美していただけですか。お祈りしていただけですか。世の中を批判していただけですか。そうではありません。困難な経済上の中で愛の実践をしていました。それが今日の聖書箇所です。

初めに使徒6:1~6(243頁)実はイエスが生きていた直後の時代も非常に貧しかったのです。※世界的な飢饉、ローマ帝国支配やユダヤ教指導者の搾取が考えられます。エルサレム市民は毎日食べる事に困っている人が大勢いました。その為に教会では毎日の食事を提供していました。教会食堂を実施していたのです。すごいパワーです。でも良い業を始めると必ずトラブルが起きます。弱い立場の人達(ギリシャ語を使う、やもめ達)に、十分な食事が配給されなかった。これに対して使徒たちは仕える人(執事)を任命して問題をクリアしていきます。

2番目、使徒11:27~30(257頁)預言者アガポが世界中(主に地中海沿岸諸国)に飢饉が起こると、神から示されて預言したが、ローマ第4皇帝クラウディウス帝の時代に起こりました(彼の在位はAD41年~54年)注目する点は、この時代には使徒パウロが登場していることです。彼を中心に異邦人(ユダヤ人以外の民)伝道が、シリヤのアンテオケから始まり、やがてヨーロッパ(ギリシャ)迄広がります。29:特にユダヤの飢饉はひどかったようです。各国の異邦人を中心にしたアンテオケ教会の兄弟姉妹たちは何をしたか?それぞれの力に応じて、自分の持っている食料やお金を出しあって穀物を買い、ユダヤの兄弟姉妹たちに救援物資を送ることを決め、彼らは実行した。パウロやバルナバの手に託しユダヤの長老たちに送った。彼らはこのようなことを当たり前の事として実行していたのです。

3番目、使徒の働き20:34~35(278頁)これはパウロの第3回世界伝道旅行時にエペソ教会の長老たちを前にして涙の告別説教をした有名な話です。彼は自分のためにも、他の人のためにも、自ら働きながら伝道してきた人物です。
そして使徒パウロの頭の中にあったのは、①弱い立場の人を助ける事、②イエスの言葉「受けるよりも与えるほうが幸いです」この2つの事をいつも心にとどめて生きていたのです。この愛の実践を3年間エペソ教会で実行したのです。まさしく愛の行動がパウロの特徴です。
またこのことはイエスの生き方でもありました。神でありながらその立場を捨て、私たち罪人の為に、人としてこの世界に来られ、自分を無にして十字架に付き、死んで葬られ、三日目に復活し今も生きておられるのです。

4番目、Ⅱコリント8:1~4(364頁)マケドニア地方の諸教会は極度の貧しさの中にありましたが、彼らはキリストにあって喜びにあふれていた信仰者です。激しい試練の中にあっても、惜しみなく施す富となっていった。彼らは自ら進んで力に応じて、また力以上にささげて聖徒たち(ユダヤにいる信者)を支えるため、その奉仕にあずかりたいとパウロ達に願い出て実行したのです。※ユダヤはこの時も飢饉等で経済的に貧しかったのです。

 いま日本は、地震、津波、大雨等の災害が多く、多くの人が非正規労働の為に手取りが増えません。大企業の社員、経営者だけが豊かな社会です。多くの人々の愛が冷え、クリスチャンも無関心、無感動の人が増えました。だから日本のキリスト教会は閉鎖寸前の教会が多いのです。

今こそ、私たちはこの日本で隣人を愛し、罪を悔い改め、熱心に聖書を読み、初代教会のキリスト信仰者の生き方から学び、彼らの生き方を真似る必要があります。その為にも、自己中心信者でなく教会の兄弟姉妹たちが霊肉共に助け合い、次に家族やその他の人々への関心を持ち、愛を実践する人へと変えられていきましょう。それこそ新約聖書が示す教会のあるべき姿なのです。

もう一度自分たちに何が足りないかを考え、愛の実践に生き、「受けるより与えるほうが幸い」である立場を自分のものとしましょう。そのためにも初代教会の人々の生き方から学び、パウロから学び、そしてその源である、イエスの生き方から学んで、実行力のある人へ変えられよう。

◉今日のメッセージから次の4つの事を考えてみましょう。
① あなたは今日の聖書箇所を読んで何をどのように感じましたか。
② あなたは今日の聖書箇所を通して神があなたに語り掛けていると思う事は何ですか。
③ 今日の聖書箇所を通してあなたが、今から実行に移せることは何ですか。
④ 今日の聖書箇所と関連した個所や聖句があったら教えてください。  

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