
聖書箇所:マルコの福音書6章30-44節
宣教題:教会の広がりを切に求めて
会場の皆様おはようございます。今日も礼拝を捧げる恵みにあずかり感謝します。ライブ配信をご覧の皆様もおはようございます。いつも大勢の方がご覧くださり大いに励まされています。説教原稿も多言語翻訳機能付きで本庄キリスト教会HPに掲載されますので是非ご覧ください。
今日は前回に続いて、前から考えていた「なぜ日本ではクリスチャン人口が増えないのか」という疑問に基づくテーマです。1859年(江戸幕末)にプロテスタントの宣教師フルベッキが長崎に来日して伝道を開始してから167年過ぎましたが、現在プロテスタントクリスチャンは約60万人です。礼拝出席者は約半数の30万人。総人口比の0.3%です。本庄市では230人ぐらいでしょうか。日本には7千箇所以上のキリスト教会がありますが、社会的に弱い立場の人に目を背けてきた事とパリサイ人的なキリスト者が多いのが原因で少ないままです。このようにクリスチャンが少ない最大の要因は私たちキリスト者の生き方が、新しく信者になる人の邪魔をしていると私は分析しています。
その根拠は何か。今から450年前の戦国時代では、カトリックのフランシスコ・ザビエルが1549年に日本で伝道開始して30年で信者数が30万人になっています。当時の日本の人口が1500万人とすると2%。率で言うと今の10倍の信者がいた事になります。理由はクリスチャンの生き方に力がありました。彼らの生き方を見た多くの日本人は彼らの生き方に心がひかれ自分も信者になりたいと思い救われていったのです。
今はどうですか。キリスト者は気難しい、理屈っぽい、愛は語るが実行しない、その様な姿を見ていたら、いくら神はあなたを愛していると言われても多くの日本人の心に響いてこないのです。ではどうしたらよいのでしょうか。6つの良いわざの実践と1つを捨てる事を提案します。
1,良いわざを実践する。6つの例を挙げます。
社会的弱者と共に生きる。これがキリスト教会の生きる道です。イエスが行った良いわざや初代教会(使徒たち)の生きた働きを紹介します。私もいつも心がけて実践していることです。
①マルコ6:30~44(478頁)イエスの5千人の給食、現代ではフードバンクの働きです。
今度NPO法人を設立して活動を始めました。ここ1年~2年で急速に生活困窮者が増えました。今は一人親も含めて全部で20世帯を支援しています。その他6つの子ども食堂や4つの教会を応援しています。合計100世帯ぐらい支援しています。ますますフードバンクの働きは神の愛のわざとして重要です。是非皆さん賛助会員や正会員となって私達を応援して下さい。
②使徒6:1(243頁) エルサレムで使徒たちと信徒たちはやもめに対し毎日食事を配給していた。現代では子ども食堂や地域食堂の働きです。大藤さんたちが月2回実施している働きがその例です。独り暮らしの方や一人親家庭、子ども達にとっては大きな助けとなっています。
③使徒11:27~30(257頁)大飢饉の時にアンテオケにいるキリスト者たちはユダヤの兄弟姉妹たちに救援物資を送った。現代では能登支援に代表される被災地支援の働きです。本庄教会の場合はフィリピンのネグロス島にも支援物資を5回送っています。
④第Ⅰテモテ5:3(422頁)本当の「やもめ」に対する支援を初代教会は行いました。教会挙げて社会的弱者を助ける仕組みです。現代では法律の裏付けがある成年後見制度を活用した支援等が有効です。私も成年後見制度を活用して4人の方と関わっています。
⑤ガラテヤ2:10(376頁)貧しい人たち(孤児やホームレスの人)を助ける働きをパウロ
達は普通にしていた。見落としがちですがパウロ達はいつも貧しい人たちに心を配っていた。
⑥申命記10:19(旧約334頁)在留異国人を大切にする。昔イスラエル民族がエジプトで在留異国人として困難を経験したからです。私達も外国に行ったら心細いものです。現代では外国から来られた方を大切にする。このような在日外国人支援や旅人をもてなす心を大切にしていくことが求められています。キリスト教会はこの心を忘れてはなりません。
これらは教会が取り組むべきわざなのです。するとどうなるか。教会に人が集まるのです。地域の人も愛のわざの実践や生き方を通して、そこにキリストを見てイエスを信者になりたいと思うようになり人は救われてくるのです。教会が社会的弱者を大切にすればイエスが喜ばれるので教会は残るのです。逆に弱者を顧みない教会はイエスに捨てられて消えていくのです。
2、パリサイ人気質を捨てよう マタイ23:25~26(49頁)
イエスと鋭く敵対していたパリサイ人たちは当時のユダヤ社会の指導者でしたが、イエスも彼らに対し厳しく接しました。「お前たちは皿の外側はきよめるが内側は強欲と放縦で満ちている。霊の目が開かれていないパリサイ人。まず内側をきよめよ。そうすれば外側もきよくなる」と警告しました。このパリサイ人のことは他人ごとではありません。
実は私達の心の中にもパリサイ人的要素があります。先輩たちが守ってきた形を破る人を裁く(judge)。上から目線で人を見下す。又自分達と同じことをしない人を見ると面白くない。
日本人はとても勤勉で、日本人のキリスト者も勤勉な人が多いです。聖書も良く読みます。
でもいくら読んでも、形式的な理解や最初に教えられた事が頭にインプットされ、それ以外の考え方を受け入れないので、聖霊が働かないのです。礼拝スタイルを少し変えただけでも腹が立つ。イエスの心と非常に遠い信仰者の姿です。前の教会でも経験しています(椅子を変えただけで)これがパリサイ人、律法学者の生き方でした。
結び
生真面目な日本人気質が福音の広がりを妨げてしまうのであれば、それは悲しいことです。是非聖書が示す6つの愛のわざを実践しましょう。そして日本人気質のパリサイ人的な考え方を捨て去りましょう。そうしたらどんどん聖霊が働き、イエスに似た者へと変えられます。結果的に本庄教会も変えられて外に広がり伸び伸びと成長していきます。
次のことを考えよう。
①今日の聖書箇所から、あなたは何を、どのように感じましたか。
②今日の聖書箇所から、神があなたに語り掛けていると思う事は何ですか。
③今日の聖書箇所からあなたが、今から、実行に移せることは何ですか。
④今日の聖書箇所と関連した個所や聖句があったら書いてみよう。
