
2024年12月1日
聖書箇所:マタイの福音書2章1節~12節
宣教題:ユダヤ人の王・イエス
おはようございます。早くも12月第1週アドベントを迎えましたが、主への礼拝をお捧げしてから一週間過ごせることを感謝します。ライブ配信を通して礼拝参加している本庄教会や本庄教会以外の兄弟姉妹の皆様お元気ですか。病気療養中のあなた、フィリピンやブラジルから参加しているあなたもおはようございます。あなたの参加をとても嬉しく思います。今日も説教原稿は、本庄キリスト教会HPの礼拝メッセージTOP欄に掲載されております。自動翻訳機能付きになっておりますので各国の言語で読むことが可能になりました。是非ご覧ください。
それでは聖書から考えてまいりましょう。今日はマタイの福音書2章です。今迄3回にわたり①キリスト(メシヤ)の系図について、②様々な人間模様の中からメシヤが誕生した事について、そして、③乙女マリヤからイエス誕生のいきさつについて、特に夫ヨセフの視点から学びました。そして預言の通りにイエスはユダヤのベツレヘムでお生まれになりました(マタイ1:25、2:1)。この事はルカの福音書2章で詳しく書かれていますので別の日に学んでいきます。
このマタイの記述はイエス誕生後、しばらくしてから博士たちがお祝いに駆けつけたことが書かれています。逆にルカの福音書には生まれて間もなくの事が詳しく書かれています。
1:イエスが生まれたのはいつか?それは、ヘロデ大王がユダヤを治めていた時代です。ユダヤ人にとってはなじみ深いヘロデ大王を、一方、ルカはローマ皇帝アウグストを時代背景として記録しています。このヘロデは悪名高く、自分の家族までも殺すような残忍な王でした。彼は紀元前73年に生まれ、紀元前4年に亡くなるまで、33年間ユダヤの王として生きた人物です。
彼はエドム人(ユダヤ人と兄弟関係、アブラハム、イサク、そしてヤコブの兄弟エサウの子孫)です。この頃はバビロン捕囚後500年が過ぎていますが、ダビデ王家の存在はすっかり忘れられ、ユダヤのハスモン王朝が支配していました。ヘロデはハスモン家に仕え、この家の内紛の隙をついてローマ帝国に取り入り、ついにユダヤの王としての称号を手に入れました。彼は優れた建築家であり、イエス時代にも見事なエルサレム神殿の大改修が続いていました(勿論この頃ヘロデは死亡していましたが)。神殿改修は紀元前20年に始まり、完成したのは紀元64年です。
しかし6年後の紀元70年にはローマの軍隊に攻め込まれ、完全破壊されるという何とも数奇な運命をたどる神殿でした。今現在も新しい神殿は再建されておりません。
・イエスはこのような中でユダヤのベツレヘム(パンの家の意味)で生まれました。エルサレムから南に10キロの位置です。これは預言者ミカがイエス誕生の約700年前に預言していた事の成就です。(旧約聖書:ミカ書5章2節、1586頁)読んでみましょう。預言の通りにイエスはユダヤのベツレヘムで生まれたのです。因みに育ったのが北部ガリラヤ地方のナザレ村ですね。生まれと育ちは別々です。ここは押さえておきましょう。
・見よ、とは注目してくださいと言う意味です。何故注目するのか、それは、東の方から博士たちがやってきたことです。東の方とは、今でいうとイラク南部の地、ダニエル達が捕虜として500年前に連れていかれたバビロン帝国があったメソポタミヤ地方、ここが東の方と言われています。この国に博士(賢者)たちがいました。彼らは博学で、星占い、占星術師として王に仕える人々でした。今でいうところの天文学者であります。※現代日本の認識とはかなり違う人達で当時のメソポタミヤでは政治の中心におり。社会的に高い立場にあった人々です。
2:①ここでの疑問点は、何故彼らがユダヤ人の王として生まれる方を知っていたのか。これは、さかのぼる事500年前にバビロン帝国で活躍した預言者・政治家のダニエルが遺した功績が大きいと思われます。彼は、自分が遺したダニエル書を通してバビロン、メド・ペルシャ帝国の中で神の壮大なご計画を伝えました。※おかれた立場で精一杯生きる、彼の生き方は素晴らしい。
②何故ユダヤの王の誕生をお祝いする為に幾多の危険を乗り越え、数か月間の長距離旅行をしたのか?答えは、メシヤであるユダヤの王に対する確かな信仰と確信があったと思われます。
③その方の星が昇るのを見て来た。この星は9節を見れば分かりますが、天体の普通の星ではありません。この星は博士たちをメシヤのところまで導いているので、神の臨在の星(シャカイナ・グローリー)だと思われます。そしてこの星の根拠が何処に記録されているかと申しますと、民数記23:17(旧約286頁)バラムの預言です。「ヤコブから一つの星が進み出る。イスラエルから一本の杖(王を表す言葉)が起こり、すべてのセツの子らの脳天を打ち砕く」博士たちは聖書のこの預言を知っていたので、ユダヤの真の王(メシヤ)の出現、誕生を待ち望んでいたのです。実に彼らはメシヤの誕生を待ち望む真の信仰者だったのです。
3:しかし、これを聞いたヘロデは動揺した。当然のことですね。彼は自分こそユダヤの王であるという自負心があり、他の人が着くことは赦せませんでした。ローマに取り入ってつかんだ栄光の座ですから、誰にも明け渡したくないと考えていたのです。同時にエルサレム中の人々もヘロデがまた悪事を重ねるのではないかと戦々恐々として動揺していたのです。エルサレムの人々は自分達への災難を恐れて動揺したのです。
4:王は祭司長、律法学者(宗教指導者、彼らは民の生活の細かいところまで支配していた)を全員集めて、キリストは何処で生まれるのかを問いただした。彼の危機感が現れです。
5:彼らは、ずばりユダヤのベツレヘムと答えています。ミカ書(6節)から引用して「預言者によってこう書かれています」この個所を読んで思う事は、当時の宗教指導者たちは聖書を知っています。でも感動もなく行動しない姿です。彼らは学問としての聖書のみことばを知っていても、みことばに従い生きようとはしません。何とも言いようのない冷たさを感じます。
※私達はどうでしょうか。聖書を知っていても従わないなら、律法学者や祭司長たちと同じ人間に成り下がってしまいます。聖書が示す愛を知っても実行しないなら何の意味もありません。逆に害になります。ここは私も問われるところであります。愛は行動(行い)です。実行するキリスト者に変えられよう。今日はここまでにします。
皆さん如何でしたか?今日のメッセージを通して次の問いかけについて考えてみましょう。
●今日の聖書箇所を通して神があなたに語り掛けている事は何ですか。
●今日の聖書箇所を読んでどのように感じましたか。
●この聖書箇所を通して今日から実行に移せることは何ですか。
●今日の聖書箇所から関連した個所や聖句があったら教えてください。
