マタイの福音書(20)

2024年11月17日
聖書箇所:マタイの福音書18章18~25節
宣教題:誠実な人ヨセフ 

おはようございます。11月第3週を迎え、主への礼拝をお捧げしてから一週間過ごせることを感謝します。ライブ配信を通して礼拝参加している本庄教会や本庄教会以外の兄弟姉妹の皆様お元気ですか。病気療養中のあなた、フィリピンやブラジルから参加しているあなたもおはようございます。皆様の参加をとても嬉しく思います。説教内容は、本庄キリスト教会ホームページの礼拝メッセージTOPに、それぞれの言語が自動翻訳機能付きになっていますのでご覧ください。
さて今日はマタイの福音書1章の続きです。マタイはイエスの生涯について、ユダヤ人の為に書いています。その為、彼はイエス・キリストの生涯をアブラハムから始め、ダビデ王の系図につながる真の王・メシヤ(救い主)として書き記しています。これは第二サムエル7:12~13(旧約551頁)ダビデ王の子孫からメシヤが生まれるというダビデ契約に基づくものです。

しかし、前回話しましたが、メシヤの家系であっても歴代の人物の中に、時々、罪深い人が何人も登場し悪事を働きますが、主は真実なお方で有り、契約を変えることをしませんでした。
またイエスの系図には異邦人女性4人がおり興味深いです。この系図を見ると、12節以降バビロン捕囚後の人物は、旧約聖書にエコンヤ(エホヤキン)や総督ゼルバベルが登場しますが、それ以降の人物は、どこでどのような生活をしていたかよく知られていません。

そして、マリヤの夫となるヨセフの時代になってくるとバビロン捕囚(国が消滅する事)から500年以上経過しました。この頃にはダビデ王の子孫としての存在は、人々からすっかり忘れ去られた感じです。それが17節迄の流れになります。今日は18節から考えてみましょう。

18:ヨセフについて、彼はイエスの母となるマリヤと婚約していた。ヨセフの名前は「加える、引き継ぐ」ということばから来ています。ヨセフと言えば皆さんは誰を思い出しますか。そうです。創世記30:22~24(旧約54頁)ヤコブの子のヨセフですね。彼はラケルから生まれますが、兄弟たちに嫌われエジプトに行く商人に売り飛ばされ、エジプトで奴隷として働きますが、無実にも拘らず、罪人とされ、牢獄に入れられます。

しかし、彼は夢の解きあかしをして釈放され、一気にファラオに次ぐ重要ポストの職に就き、エジプトの危機を救います。彼を通してヨセフの兄弟たち一族が、カナンからエジプトに引っ越し、やがて民族となって成長していきます。ヨセフの名前の通り、子孫は増し加えられ、引き継がれていきます。同じようにマリヤの夫ヨセフもイエスの義理の父親となり、神が約束されたメシヤへと繋がってまいります。

当時の婚約と結婚が分かりにくいので説明します。まずヨセフはマリヤと婚約中でした。でも19節には夫と言われています。日本では婚約中に男性を夫という呼び方はしませんね。

でもイエス時代のユダヤでは親同士が子供たちを結婚させるのが一般的です。正式に婚約が決まったら次の結婚準備を1年間持ちます。この一年間に二人が性の純潔を示すため一緒に住むことをしない為です。でもユダヤでは法律的に夫婦という立場になります。故にヨセフはマリヤの夫と呼ばれていました。そして1年過ぎて二人に問題(性の純潔)なければ一緒に住むのです。
ところが二人が一緒にならないうちにマリヤは聖霊によって身ごもっていたことがわかりました。でも背景を知らないヨセフにとっては別の意味で大事件です。ヨセフから見ればマリヤが他の男性と関係を持ったと思っています。だから彼の悩みがどんどん大きくなっていきます。もし、他の男性との関係と言う結果になればマリヤは石打の刑で殺されることになる可能性が大きいからです。申命記22:23~26(旧約354頁)参照

19:ところで彼の人柄はどうでしょうか。19節に正しい人とありますが、別の言い方では、曲がったことが大嫌いな人という意味です。神の前にも人の前にも誠実な人です。だからマリヤをさらし者にしたくなかったので内密に離縁しようとしたのです。彼は自分の妻の名誉を守り、彼女がこれから自分の人生を生きていけるよう考え行動しようとしたのです。何故ここまでするか。それはマリヤを心から愛していたからです。故に石打ちの死刑だけは何としても避けたいという思いがヨセフに強くあったのです。

 また、ヨセフはどのような生涯を送ったのでしょうか。イエス様誕生の場面は有名ですが、その他については、彼の生き様は出てきませんが、彼は多くの子を遺し若くして亡くなったようです。そうするとマリヤと子供たちの生活は苦しくなります。マタイ13:53~58(新約28頁)に手がかりがあります。ここを見ると彼の職業は大工(家具職人)。かっこいいですね。
※今、能登半島の被災地で最も頼りになる存在は大工仕事、力仕事が出来る人です。大工は男の中の男の仕事ですね。イエス様もたくましい大工でした。

ヨセフは手先が器用で、物つくりが得意だったと思われます。でも周りの人の言い方では、当時の大工は、あまり社会的には認められるような立場ではないような感じです。また、この時、既にヨセフは亡くなっていたと推測されます。家族構成は、母マリヤ、子どもたちはイエス以外に弟4人、妹が複数人でした。合計6人以上の実の子供がいました。当然イエスは母マリヤを助け、6人の子供たちを養うために、大工としてよく働いたと思います。誠実な人ヨセフの生涯は、短い命であり、経済的にはそれほど豊かではなかったと思われます。この様にヨセフの時代になるとダビデ王の栄光はすっかり消えていました。

20~25:そんな彼でしたが、マリヤを心配して思いめぐらしているうちに夢を見ます。その時、主の使いが現れ、「恐れないでマリヤを妻に迎えよ」彼女のお腹の中に宿っているのは聖霊によるものですという知らせがありました。マリヤは男の子を生み、イエス(主は救い)と名付けよ。このお方こそ、ご自分の民を罪からお救いになるのです。ここまで示されたのです。

マタイはイザヤ書7章14節のメシヤ預言を引用し、預言が成就したことを書き記しています。処女が身ごもり男の子を生む。その名はインマヌエル(神が私達と共におられる)ヨセフの従順さがここに表れています。彼は主が命じられた通りマリヤを妻として迎え入れた。しかし子が生まれるまでは共に住まなかった。名前も主の使いが言われた通りイエスと名付けた。(誠実さ)

以上ですがメッセージを通して考えてみましょう。①今日の聖書箇所を通して神があなたに語り掛けている事は何ですか。②また今日の聖書箇所を読んでどのように感じましたか。③この聖書箇所を通して今日から実行に移せることは何ですか。④今日の聖書箇所で関連した個所や聖句があったら教えてください。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次