
聖書箇所:ゼカリヤ書14章12~21節
説教題:仮庵の祭りを祝うとは
おはようございます。9月第4週を迎えましたが皆様お元気ですか。今日もご一緒に聖書から神の声を聴き礼拝をささげてまいりましょう。又、ライブ配信を通して礼拝参加している兄弟姉妹の皆様、病気療養中のあなたもおはようございます。今日も礼拝をささげる恵みを感謝します。
メッセージの前に報告があります。今、石川県能都半島が大雨で大きな被害を受けています。私は明日から26日迄、5回目の能登被災地支援に行ってきます。皆様に祈りやご支援を心から感謝します。今回は風間哲也牧師と比嘉正元牧師の3人ですが、続けて旅の安全と奉仕、すべての経済的必要が満たされるよう、そして現地の雨がやんで水が引いていくようお祈りください。
さてゼカリヤ書は今年の4月7日から始まり今日最終回となりました。約半年で皆様と共に、神がイスラエルの民に対して語られたことば、そして私達への適用メッセージについて理解することが出来まして感謝でした。「主は覚えておられる」学び始めたころ、よく確認したゼカリヤの名前の意味でしたが、今まさに、その意味が分かるような気がします。それは神が長い歴史の中でユダヤ民族を忘れてしまったのではなく、ずっと変わらず導き、不信仰ゆえに招いた多くの苦難や大患難時代の中にあっても、彼らを守り、世界の完成の時まで導いてくれるお方です。
そして、最終的にはキリストの地上再臨により反キリストとその軍勢を打ち破り、ユダヤ民族を救い、キリストの御国(千年王国)の設立、ユダヤ民族はキリストの再臨によって民族的な悔い改めをして救いを受ける。こうして主は常に彼らを忘れることなく、捨てることなく覚えておられたのです。これからの世界はキリストの再臨以降千年間エルサレムが中心になるのです。その時にはキリストによって携挙された者達も含めて、御使い、キリストと共に地上に来て千年王国を共に治める立場に着きます。ここは押さえておきたい大切なポイントです。
以上前回までに14章11節迄考えてみました。大患難時代、ハルマゲドンの戦い、キリストが地上再臨して後、最終的にオリーブ山に立つこと、こうしていよいよエルサレムを中心とするキリストの御国(千年王国)へつながっていく事を学びました。今日はそれ以降の学びです。
12~15:再び戦いの様子が出てきます。思い出してください。大患難時代7年の間に大勢のユダヤ人が殺されます。13:8にはその数が3分の2とあります。ユダヤ人で生き残るのは山に逃げる3分の1のみです。しかしキリストの地上再臨により立場は逆転します。反キリストとその軍勢がエルサレムを攻撃しますが、逆に彼らがキリストによって滅ぼされる様子の記録がこの個所です。その前に一つ覚えておきたい事として、再臨のキリストは正義の裁き主なので鉄の杖(黙示録19章15節、新約514頁)をもって世界を牧会する事です。十字架について罪の赦しの道を開く為に来られた初臨のキリストとは全く違う事を頭に入れておいてください。それを踏まえてキリストの戦い方が2つありますので確認しよう。
まずは疫病です。疫病は人から人への伝染を通して大勢の人が病気となり死亡するものです。主なものにペストがあります。ネズミに付く蚤を媒体とするペスト菌。他にコレラもあります。又痘瘡(天然痘)もありますが、1980年以降患者はいません。新型コロナやインフルエンザも疫病です。旧約聖書では罪に対する神の審判とされている。13節の疫病は非常に恐ろしい症状です。足で立っているうちに肉が腐る。目は瞼の中で腐り、舌は口の中で腐る。15節を見ると、反キリストの軍勢のすべての家畜(馬、らば、らくだ、ろば、)も同じ疫病になり死ぬ。私達が見たことがないような光景が現れます。これはすべて主から出てくる裁きです(12節)。
2つ目は13:主からの大いなる混乱によって反キリストの軍勢が滅ぼされる。味方同士が疑心暗鬼となり同士討ちによって滅びる。旧約聖書によく出てくるパターンですね。これこそ正しい神の御業です。そして1節と逆転現象が起こるのです。イスラエルは戦いに勝利し、反キリストが率いる軍勢の財宝はイスラエルに戻り、増し加えられた形で集まってくるのです。
16節~20節には千年王国の様子が描かれています。戦いが終わった状態。エルサレムに攻めて来たすべての民の内、生き残った者は毎年、万軍の主である王を礼拝し、仮庵の祭りを祝うためにエルサレムに上って来る。ここでの疑問点?何故、旧約、新約時代が過ぎ千年王国になっても旧約時代の祭りを行う必要があるのかという事です。これを解くヒントはレビ記23章、旧約219頁)にありますのでお開きください。イスラエル民族は1年を通して主への祭りが7つあります。春の祭りが4つ、そして間隔を置いて秋の祭りが3つです。それぞれの祭りに、直接的な意味がある事と共に、霊的な意味があります。
●5:過ぎ越しの祭り:第一の月14日(3月~4月にかけての14日)過ぎ越しのいけにえを主に捧げる。⇒新約聖書的な意味はキリストの十字架の御業を表しています。
●6~8:翌日の15日に種なしパンの祭り:7日間種なしパンを食べる。⇒キリストの十字架の御業によって罪が取り除かれる。
●9~14:初穂の祭り:収穫の初穂の束を祭司にもっていく。⇒キリストの復活
●15~22:五旬節(ペンテコステ、50日後):新しい穀物を主に捧げる。⇒聖霊降臨
ここまで4つが春の祭りで、次の3つが間隔を置いて秋(10月)の祭りです。
〈こ の 間 が 教 会 時 代〉
●23~25:第7の1日、ラッパの祭り、角笛を吹き鳴らす。⇒キリストの携挙
●26~32:第7の10、宥めの日(贖罪の日)罪からのあがない⇒キリスト地上再臨
●33~44:第7の15日、仮庵の祭り、出エジプトの恵みを覚える祭り⇒千年王国
〈仮庵とは木や植物の葉で作る掘っ建て小屋の事〉
7つの祭りをキリストの雛型、成就したことを本体とみるならば、春と秋の間が今の教会時代です。そしてこれから起こるのはキリストの携挙、キリストの地上再臨、千年王国です。ゼカリヤ書的に見るならば、キリストの地上再臨まで成就しました。次に起こるのは何か。仮庵の祭りのみ。でありますから世界中の人がエルサレムに集まって仮庵を作り主の恵みを覚えるのです。
マタイ17:1~7(新約34頁)栄光の体に変えられたキリストの姿、ヘルモン山での出来事、ペテロの提言、「幕屋(仮庵小屋)を3つ作ります」彼は、慌ててこの時既にキリストの王国がきたと思いこんでこの提案をした。でも実際はまだ王国は来ていませんでしたが、ペテロの頭の中にはゼカリヤ14章のこの聖句が念頭に置いた発言だと思われます。
結び:これからキリストの空中再臨、続いて地上再臨、千年王国へと続く世界の歴史をしっかり確認しながら、地に足をつけて聖書の世界観を身に着けあなたの人生がキリストに喜ばれ、隣人を愛するものでありますようにお祈りします。
