ゼカリヤ書(14)

聖書箇所:ゼカリヤ書10章1~12節
説教題:後の雨の祝福を求めて

おはようございます。一週間主イエス・キリストの再臨が近づいたこと感謝です。今日も共に礼拝をお捧げ出来ることを感謝します。
またライブ配信を通して礼拝に参加している兄弟姉妹、病気療養中のあなたもおはようございます。お元気ですか。共に主を礼拝できる恵みにあずかり感謝します。毎週皆さんが共に礼拝をささげて下さる事は私達にとっても大きな励ましです。ありがとうございます。

それではゼカリヤ書10章から学んでまいりましょう。毎回申し上げている通り、ゼカリヤ書はエルサレム神殿を再建して新しい時代を迎えようとしているイスラエル民族への励ましと未来の回復、同時に終末におけるキリストの再臨についても明確に語られている預言書です。この10章も前回に続いてイスラエルの未来の輝かしい姿が書かれていますので注目して学んでまいりましょう。
 
今日は1節の後の雨を求めよ、という言葉について考えてまいります。雨は私達に恵みをもたらす大変貴重なもので、聖書にはイスラエルの初めの雨と後の雨の記述が時々出てきます。例えば申命記11章14節「わたしは時にかなって、あなた方の地に雨、初めの雨と後の雨をもたらす。あなたは穀物と新しいぶどう酒と油を集めることが出来る。」

●初めの雨 ヘブル語でモーレ
別の言葉で、先の雨、秋の雨と言います。秋は種まきの季節でイスラエルにおいて、10月末から11月に降り始める雨の事(雨季)で、夏の干ばつで固くなった大地を柔らかくする恵みの雨です。(ヤコブ5:7 詩編84:6 ヨエル2:23)

●後の雨 ヘブル語でマルコーシュ。 
春の雨とも言います。収穫前の3月から4月頃に降り(雨季)、穀物の豊かな実りをもたらす雨なので祝福の雨とも言われています。箴言16:15他。

●またイスラエルでは5月から9月が乾季と呼ばれる雨が降らない季節になります。日本とは全く異なる気候です。因みにフィリピンも日本やイスラエルとは違いますね。4月と5月が最も暑い時期で6月~7月が雨季です。あのスコールの雨の勢いは半端ないですね。
この様にイスラエルでは後の恵みの雨によって大麦、小麦の穀物、オリーブ、いちじく、ぶどう、ザクロ等の地の産物を沢山収穫することが出来るのです。また雨は聖霊が降り注がれる事の象徴として見ることが出来ます。

例えば、初めの雨について、ヨエル2:23、2:28~29(旧約1556頁・旧約の小預言書)、私(神)の霊(聖霊)が注がれる。因みにこの預言は五旬節(ペンテコステ)の教会誕生の時に成就しています。ペテロたち信仰者が集まっていた時に聖霊が舌の炎のような形をして突然下ってきて、一人ひとり上にとどまったのです。使徒2:1~3・14~21(新約234頁)で預言が成就したとペテロが宣言しています。こうして初代キリスト教会がスタートしています。
でもこのゼカリヤ書10:1では、主に後の雨を求めよと書かれています。先ほど申し上げましたが、後の雨(雨季)ヘブル語でマルコーシュ。春の雨とも言います。収穫前の3月~4月頃に降り、穀物の豊かな実りをもたらす恵みの雨ですね。勿論通常の季節の中では毎年恵みの雨は降っていますが、霊的な意味では後の雨はまだ降っていません。ここがポイントですね。

後の雨(聖霊のこと)終末時代に降り注がれる聖霊です。主に雨を求めよ。どういう事かというと、ヨエル2:23、2:28~29(旧約1556頁)をもう一度ご覧ください。
前後関係を見るなら終末預言と関係あることがわかります。28~29節に書かれている事は、31節の主の大いなる恐るべき裁きの日(主の日、キリストの再臨)が来る前に。そして32節では主の御名を呼び求める者は皆救われるとあります。28節と29節で預言されて内容はペンテコステの預言とともに、終末時代にも起こる内容となっています。主の大いなる恐るべき日は7年に及ぶ患難時代とキリストの再臨を示しています。

イエスの預言(マタイ24章)によると7年の患難時代は、いまだ全人類が経験したことがないような苦難の時代が来ると言われました。この時代に反キリストの出現により全世界も、エルサレムも非常に厳しい状況に追い込まれます。でも神は7年の患難時代前期の3年半の時に特別な2人の預言者を遣わし、多くの人々の反対を受けながらも福音を伝えてイスラエル人が救われ始め、後の雨の下準備がなされていくのです。それがヨハネ黙示録11:1~13に書かれていますので後で読んでみてください(新約503頁)。二人はエリヤとモーセのような特別な預言者として前半の3年半(42か月)にわたりキリストの福音を伝えますが(多分エルサレムで)、やがて全世界を支配する反キリストによって殺されます。しかし3日半後に復活した後、天に帰ります。その後、患難時代の後半の3年半は全世界的規模で反キリストによる激しい迫害が続いていきます。勿論日本も含まれます。

そしていよいよ7年の患難時代最後にキリストが、イスラエルの民を救い、反キリストとその軍勢を滅ぼすために地上再臨して、彼らを短時間のうちに滅ぼします。

キリスト再臨の時にはゼカリヤ12:10(1625頁)にあるように、キリストによってイスラエル人に恵みと哀願の霊が注がれ、この時に初めて彼らイスラエル民族は自分たちが突き刺した者こそ、メシヤだとわかります。わたし(イエス)仰ぎ見て、イエスこそメシヤであると示され、罪を悔い改め、イエスをメシヤと信じて民族的な救いに至るのです。ヨエル書で言われているように神の聖霊が注がれ、息子、娘は預言をし、老人は夢を見、青年は幻を見るのです。その日、私は男奴隷にも女奴隷にも私の霊を注ぐ。

更にゼカリヤ14章1節から具体的なキリストの地上再臨の描写が出てまいります。こうして「主に雨を求めよ。後の雨の時に」というイスラエルの民族的救いが成就するのです。この様に民族的な救いこそ、後の雨の意味であります。パウロがローマ11:25~27(新約316頁)で書いているように、こうしてイスラエル(ユダヤ人)は皆救われるのです。
結び
以上みてきたように聖書は、これから後の時代に起こることをきちんと語っていますので、それを踏まえて、私達も置かれている環境の中で、自分にできることは何かを考えて、主の前に誠実に歩んでまいりましょう。先の雨、即ちペンテコステの時代から聖霊を受けた立場の者として、しっかり世の中の流れを確認しつつ歩んでまいりましょう。そして、私達の接ぎ木の元であるユダヤ人の民族的救いの日が早まるように祈りましょう。

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