ゼカリヤ書(8)

聖書箇所:ゼカリヤ書5章1~11節
説教題:第六・第七の幻

おはようございます。今朝も共に集まり主を礼拝する恵みにあずかり感謝します。1週間主イエス・キリストの再臨が近づいたことも感謝します。ライブ配信を通して礼拝に参加している兄弟姉妹や病気療養中のあなたもおはようございます。インターネットを通して共に主を礼拝する恵みにあずかり感謝します。毎回30人ぐらいの方が共に礼拝しておりとても嬉しいです。

それでは、ゼカリヤ書5章をお開きください。いつもの資料をご覧ください。ゼカリヤ書のテーマは神殿再建工事(神の民の回復)ですが、神はユダヤ人に罪の悔い改めを迫った後、ゼカリヤに励ましの啓示を見せました。しかも一晩のうちに8回続けて示しました。
初めに①谷底にあるミルトスの木の間で赤い馬に乗った人②4つの角と4人の職人③測り綱を持った人④大祭司ヨシュアの復職、⑤先週はゼルバベルを通して燭台と2本のオリーブの尽きない油の幻、今日は⑥飛んでいる巻物と⑦エパ枡の中にいる女について。①幻が具体的にどんな内容か。②幻の霊的、象徴的な意味は何か③今日のみことばが私達に何を教えているのか④メッセージを通して自分達に適用できることは何か⑤最後はみことばをどのように実行して行くかです。今日の箇所の前半は1節~4節迄、後半は5節~11節迄がひとくくりになります。

1:預言者ゼカリヤに示された幻は一晩のうちに8回ですが、6番目に神が示した幻は空飛ぶ巻物についてです。これは大きなもので、そして開かれた状態になっていいました。

2:彼が見たのは飛んでいる律法の書の巻物でした。キュビトは長さの単位で1キュビトが約45センチ、20キュビトなので約9メートル、幅が10キュビトなので約4.5メートルになります。旧約聖書は羊皮紙が用いられ巻物になっていました。通常は人が両手で広げられる大きさなので、ここに登場する巻物は非常に大きい事がお分かりいただけると思います。それだけとても大切だと言う事なのではないでしょうか。

3:ゼカリヤに対し御使いはその意味を「全地に出ていく呪い」だと教えました。契約を破り続ける者への結果は呪いであることを示しています。盗むなはモーセ十戒の8番目、偽って誓うとは、主の名をみだりに唱える事なので、十戒の第3番目にあたります。そんな生活を続けている人を主が取り除くという宣言です。現にこの時代のイスラエルの人々はエルサレムに戻った後、神のものを神に返すという基本的な事をしないで、不正や盗み、偽りの誓いが横行していたのです。神のものを自分のものとしてごまかしていたのです。神のものを神に返さない事は盗みにあたります。100年後のマラキの時代も続いていたのです。次のマラキ書3章8節~9節。

また主の名をみだりに唱えて、偽りの誓い(ごまかし)をする事も盗みとつながってきます。結果的に神にささげる犠牲の捧げもの(例えば羊)を、粗悪なものに取り換え、主を侮る信仰生活となり結果的に盗み(むさぼりと貪欲)を行い、神の言葉に背くことになります。こうして神の呪いとなって帰ってくる事となり、イスラエルを主は取り除くと宣言されます。

※この事は教会でも個人でも同じ事ですね。人の前でも、神の前でもごまかさないで主の物は主のものとして誠実にお返ししていくなら神はどんな状況にあってもあなたや教会を祝福します。逆に4節にあるようにごまかすものは裁きを受けるという警告です。
4:以上は神がなさる事であり、神の前に誠実でなければ、神は呪いを送り、神の名前を使って偽りの誓いを立てる者の家に入り、その真ん中にとどまって、悪しき共同体を立ち滅ぼすという神の警告です。
5:ここからエパ桝の中にいる女の話になります。同じ御使いがゼカリヤに言います。目を上げて、そこに出てくるものが何か見よ。

6:ゼカリヤが質問すると、御使いの答えは、「出ていくエパ枡だ」エパとは量を測る単位で1エパは22リットル、又は23リットル。結構大きな枡ですね。灯油缶より一回り大きい感じです。この意味は全地にわたるイスラエルの目(罪)である。これは当時のイスラエル民族の罪を示しています。即ち、枡の大きさをごまかして商売し不正の利益を得ていたのです。しかも一部の人々だけではなく、民全体にこのような不正が広がっていたことへの神からの警告です。

7~8:鉛の蓋が持ち上げられると一人の女が座っていた。後の文章を見るとわかりますが、この女は悪の源で有ります。御使いは、彼女が邪悪そのものだと言って女をエパ枡の中に閉じ込めてしまったのです。

9~11:結びの部分です。コウノトリの翼のような羽をもつ女(御使い)が二人来て、エパ枡を持ち上げシヌアルの地に運ぶというのです。シヌアルとはイスラエルから見て東にあり、ゼカリヤたちが捕囚になっていた国、バビロン帝国の事です。ここにあの女(悪の象徴)の神殿を建てるために運ばれ、それが整うとその台の上に枡が置かれる。ここは以前ニムロデの建てた地、バベルの塔が建てられたシヌアル(バビロン)神に反抗する代表的な地名として有名です。

この事は当時のイスラエル民族の生き方を表していました。彼らは商売するにあたりエパ枡を小さくして量をごまかし、不正の利益を得ていたのです。そのような悪はそっくりシヌアルの地に運びさられてしまい、最終的にここで裁きを受けるのが悪を行う人々の末路であるという事です。偽物の神殿は不正な商売と偶像礼拝の宗教神殿を示しています。
 
富を持つことは大切ですが、ごまかしで商売をして不正な利益を得ても神は喜ばれません。でもこれが当時のイスラエル人にとって大きな誘惑となりました。私達にとっても誘惑となりえますので、ごまかすのではなく、良い仕事をして正当な利益を得る事業、商売をしたいと思います。

以上ですが、シヌアルの地=バビロンは、私達よりも後の時代、即ち終末と関係しています。ヨハネの黙示録の世界にまでつながってきます。最後にヨハネの黙示録18章(新約512頁)をお開きください。この個所はこれから後の世界の起こる7年の患難時代の事が書かれています。大バビロンが倒れる。18章1節、5節、9節~13節。具体的に場所はどこか断言できません。でも世界経済の中心地、しかしこの町は(17節)莫大な富を持ちながら終末の患難時代に一瞬にして滅びるのです。

結び 私達は今の見える世界にだけ心を奪われずに、聖書の預言書から学び、世界観を身に着ける必要があります。ごまかしをさず、誠実に生き、むさぼりやどん欲に走らず、不正な枡を用いず、よく働いて収益を上げ、神の物は神にお返しし、私達が使わせていただくものは賢く使ってそれぞれに与えられた賜物を生かして、誠実に楽しく歩もうではありませんか。

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