コリント人への手紙第二(13)

2021年9月19日
聖書箇所:Ⅱコリント7:1~7  
説教題:気落ちした者を慰める神

おはようございます。ライブ配信を通して礼拝を捧げている皆様おはようございます。共に礼拝できる恵みを感謝します。配信奉仕もありがとうございます。

さて、コリント人への手紙第二を理解するにあたり一言申し上げます。パウロがコリント教会宛てに第一の手紙を書いた後、彼が期待していたような人々の悔改めはありませんでした。そこでエペソに帰った後、彼は再び手紙を書きます。(2章4節)。涙の手紙と呼ばれているものです。この涙の手紙を書いてのち、テトスがコリント教会の人たちが罪を悔改めたと知らせました。そこでパウロは喜びの内に次の手紙を書きます。
それが、今、私達が読んでいるコリント人への手紙第二、慰めと励ましの手紙です。これが手紙が書かれた背景です。この背景が分かると聖書理解が深まります。もう一つ聖書理解を深まる基本は文章の流れ、コンテキストを大切にして読む事です。

その流れで言うと、今までキリスト者は、神と人の間にあって和解の務めが与えられ、私達もキリストの使節、大使であり、3つの事が勧められています。①神の恵みを無駄にしない。6:1~10。②互に心を開く。6:11~13③一切の汚れから離れる。6:14~18。

7章1節は6章の続きでまとめの部分になります。私たちの体は生ける宮として、聖霊なる神がお住まいなのだから、聖霊なる神の声なき声を聞き、神の御心を最優先して信仰の歩みをしよう。そうすれば神はわれらの父となり、私たちは神の息子、娘となるのである。この約束を受けているのだから、キリストの大使として一切の汚れから離れ、自分をきよめ、神を恐れ、敬いつつ歩んでいこうという勧めで有ります。

そして7章2節から16節までは、新しい展開になり、パウロの喜びが書かれています。今日はこのパウロの喜びから話したいと思います。2~4:関係修復の訴え、5~7関係修復が果たされた事の2つに分かれます。

●2~4パウロが関係修復の訴え、
2:私たちに対して心を開いてください。コリント教会の人の中にはパウロを誤解して悪く言う人がいました。パウロは偽の使徒で不正を働き、人を破滅させ、献金をだまし取っているというものです。
3:でもパウロのコリント教会の兄弟姉妹に対する思いは全く逆で、あなた方を非難するつもりはない。むしろ、あなた方は私たちの心の中に宿っている。
これはパウロがコリント教会の兄弟姉妹達を大切に思っている証拠で、パウロの強い思いが出ています。
4:ここはコリント教会に対するパウロの確信。コリント教会の人を誇りに思っている。神から来る慰めと喜びに満たされているパウロ。
かつて厳しくコリント教会の罪を指摘していた第一の手紙を書いた頃とは想像できない程です。以前は非常に厳しく書いていましたが、それはキリストの愛から出ていた事であり、今のパウロの心にわだかまりはありません。そればかりか苦難に在っても喜びに満ち溢れている。
これが本物の信仰から出てくる喜びです。状況が良い時だけ喜べるのではありません。
ここから自分自身の信仰がパウロ的かどうかを私たちはもう一度点検する必要があります。

●5~7関係修復が果たされた事
5:パウロの伝道旅行の事が述べられています。Ⅱコリント2:12~13背景(読む)
場所はアジアのトロアス。先にコリントに派遣していたテトスに会えなかったのです。それで船でエーゲ海を渡り、マケドニアに向かって着いた時、パウロは平安が無く、あらゆることで苦しんでいた。外は戦い(教会内の不一致や迫害)、内には恐れ(コリント教会に対する心配、これからどうなるか)これがパウロたちの取り巻く現実でありました。

6:しかし、マケドニアに着いた時、パウロの心は大きく変わります。
気落ちしていたパウロたち。悲しみで打ちひしがれ、意気消沈していた彼らは慰めを受けました。ついにテトスが来たのです。しかもうれしい知らせをもって来たことにより、状況が一変しました。

神によって慰めを受けたと述べています。慰めの意味。人間の状況を変える。悲しみを喜びに変える事です。これをなさるのは神ご自身で、特にこの働きに関わるのは聖霊なる神です。傍らにいて支えて下さるお方。先にコリントに遣わしていたテトスのよい知らせを通して、悲しみから喜びに変ったのです。実にパウロは気落ちしていましたが神によって大きな慰めを受けました。

7:テトスの知らせはコリント教会の人達が罪を悔改め、神に立ち返ったという喜びの知らせです。パウロの手紙を読んでコリント教会の兄弟姉妹達は悔改めたのです。聖霊が強く働いた結果です。聖霊は別の言葉で慰め主とも言います。
私たちは罪を認識し、深く悲しむ、そして罪の悔改める時に聖霊が働き、清めを経験していくのです。結果として聖霊による喜びが溢れて行くのです。

適用 パウロのコリント教会の人との関わりから
①人と関わるとき、その人の内に働くキリストを見て交流する。パウロはコリント教会の兄弟姉妹達と関わる時にキリストを見上げて接したのではないか。引きずらないで関係回復をしていった。

②どんなに気持ちが沈んでいても、神が慰めて下さるという希望を持とう。慰めは神が人間の状況を変える力。具体的には悲しみから喜びに変える力。

結び パウロの信仰から学ぶ事
落ち込んでいるとき、自分の頑張りや熱心によって信仰を強くして生きようとしない。これが頑張り信仰で有って聖書の信仰とは違います。自分の頑張りと熱心、多くの人が勘違いしています。
如何すれば良いか。神の恵みに依りたのむ、神の恵みに信頼する、神に信頼して一歩踏み出す。そこに聖霊が働き、慰めに変ってくる。今週も落ち込むかもしれませんが、慰めて下さる神の恵みにより頼んでいきましょう。

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