エペソ人への手紙(14)

収録日:2026年5月3日分

聖書箇所:エペソ人への手紙5章21~33節

説教題:キリストを恐れ、互いに従え

内容

会場の皆様おはようございます。ライブ配信をご覧の皆様もおはようございます。いつも大勢の方がご覧くださり感謝しています。先週からライブ配信が正面から映るようになり如何でしょうか。これからもスタッフン皆様が工夫を重ねて制度をアップしてくださいます。又メッセージ原稿も各国のことばに翻訳され本庄キリスト教会HPに掲載されますので是非ご覧ください。

さて、今日もエペソ人への手紙から学んでまいりましょう。ここから夫と妻の関係、キリストと私たちの関係、子どもと両親の関係、奴隷と主人の関係へと展開してまいります。そこで今日は21節を中心に考えます。ここが人間関係のすべての土台ですから。

キリストを恐れて
初めに私たちが良い人間関係を築く前提がキリストを恐れ(深く尊敬する)ことから始まります。何故なら、イエス・キリストは神でありながら人としてこの地上に来られ、私たちが新しい命を持つ為に私たちの罪を、すべて背負い、身代わりに十字架に掛かって死に、葬られ、よみに下り、三日目に甦られた本当の救い主です。このキリストのみわざを信じた人は、キリストによって罪赦され(救われ)キリストを恐れつつ尊敬してイエスのみこころの内を歩みたいと切に願っています。その為にも是非、キリストを恐れ敬い、キリストの生き方に倣う事から始めたいと願っています。キリストの生き方に倣うなら聖霊が働き、キリストに似たものと変えられます。

互いに従い合う(仕え合う)
次に互いにという言葉がポイントですね。夫と妻の関係では、22節に妻は夫に従いなさいとありますが、妻だけでなく夫も互いに妻に従う。決して妻だけが従うのではありません。

従うということばは誤解しやすいので別の言葉で言うなら仕え合う、譲り合う、相手を立てる、尊敬するという意味です。例えば、夫が妻に対して、相手を立てる、威張らない。譲りあう。
妻と夫の関係、子どもと親の関係、奴隷(従業員)と主人(経営者)の関係でも互いに威張らず、譲りあい、仕え合い、相手を尊敬するなら、良い人間関係を築く為の一歩になります。

教会内でも兄弟姉妹、一人ひとりが互いに仕え合い、尊敬し合うなら、人間関係が良くなり、イエス・キリストの聖霊が活発に働きますから、神の祝福が倍増します。逆に教会内で裁き合いが始まると聖霊が悲しむので、教会は力を失いやがて消え去る結果となります。

話は少し変わりますが、本庄キリスト教会も含めて日本のキリスト教会は長期低落(右肩下がり)傾向にあります。このままなら5年後10年後に消滅する教会が増えていきます。理由は少子高齢化だけではありません。私の経験上2つ要因があるように思われます。

①私たちがパリサイ人信仰になっている。もともとパリサイとは分離するという意味で、モーセ律法を守らない人々から離れて律法に忠実に生きようとした人々の集まりでした。ところが聖書の本質的な事よりも、言い伝えを大切にし、信仰が形式的になってしまったため、外側だけ正しく見せかけて、内面の聖さが伴っていませんでした。指導者でありながら偽善者となってしまったのです。それ故、イエスが神の愛に基づき遊女、取税人、罪人と関わっている姿を見ると激しく腹が立ってイエスを攻撃し、最後は殺してしまったのです。
実は日本人はまじめで誠実な人が多く、クリスチャンも生真面目な人が多いです。これは素晴らしいことですが、霊の目が開かれていないと、いつの間にか、自分と違う事をしている人を裁く傾向があります。信仰生活において自分が属する教会しか知らないので、視野が狭く、一方的に人を裁く傾向が強いです。こうして難(かた)い、暗い、つまらない信仰者に成り下がり、周りの人が寄り付かなくなります。このパリサイ人的信仰だと聖霊が悲しまれる教会となり力を失います。私は日本の福音派と呼ばれる教会はこのような間違いに陥っている気がしています。

②二つ目。イエスは貧しい人や社会的弱者を大切にした。
思い出してください。イエスは食べ物がない5千人に給食を用意し(フードバンク)。友なき者の友となり、病に苦しむ者の為に祈り、癒しました。初代教会は毎日エルサレムでひとり親家庭に食事をふるまいました。(子ども、地域食堂)大飢饉が起こった時、ユダヤの兄弟姉妹を助けるためにパウロ達はお金を集め支援物資を届けました(被災地支援)。身寄りのない女やもめに対して一定の審査をした後、教会はお世話したのです(現代版成年後見)
ガラテヤ2:10(376頁)。パウロも天幕つくりの仕事をしながら伝道をしていましたが、貧しい人たちを常に心に留めて助けていたのです。これは特別な事ではなく、当時の教会では当たり前のこととしていたのです。これが初代教会の生き方なのです。もう一つ前提として考えられるのは在留異国人を大切にしたことです。

私は18歳で救いを受けましたが、今に至るまで50年以上、貧しい人や社会的弱者を大切にする事こそがキリスト教会の大きな使命だという事を教会指導者から聞いたことがありません。そういう点では今の日本の教会はイエスの行動や初代教会の生き方とはだいぶ違います。

ではどうしたら日本のキリスト教会は勢いを増していくのでしょうか。
それは、教会が伝道最優先ではなく、イエスや初代教会が生きたような生き方を私たちが取り戻すことです。
イエスと弟子たちが行動したように、弱り果てた人にパンを提供し、パウロ達のように貧しい者を普通に助け、飢饉が起こった時は、チームを組んで支援する行動力。女やもめを助け、ひとり親家庭に給食を届け、ホームレス、罪人の友となる。

結び
私達、一人ひとりが、キリストを恐れ敬い、互いに仕え合うなら、夫と妻の関係、妻と夫の関係、子どもと親の関係、従業員と経営者の関係が回復してきます。私たちはもう一度信仰生活の原点に立ってキリストを恐れ敬い、互いに従い合う群れとなることを目指していこう。そして地域のキリスト教会が連携し神の家族、一つキリストのからだである確信に立ち、行動するならキリスト教会は大きく変わり、力を取り戻します。

今日のメッセージから

①今日の聖書箇所から、あなたは何を、どのように感じましたか。

②今日の聖書箇所から、神があなたに語り掛けていると思う事は何ですか。

③今日の聖書箇所からあなたが、今から、実行に移せることは何ですか。

④今日の聖書箇所と関連した個所や聖句があったら書いてみよう。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次