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マタイの福音書(27)⁑2025.4.27

2025年4月27日

聖書箇所:マタイの福音書3章13~4章1節
説教題:これはわたしの愛する子、わたしはこれを喜ぶ

おはようございます。早くも4月第週目の主の日を迎えることができ感謝します。又、ライブ配信参加の兄弟姉妹の皆様、病気療養中のあなた、フィリピンやブラジルから参加している兄弟姉妹の皆様おはようございます。お元気でしたか。お会いできることを感謝いたします。 
 
今日は①能登支援②マタイの福音書3章からの2本立てとなります。一般社団法人ライフネットいかっこが主催した「第8次能登支援」に風間牧師、増田さん、そして私の三人が4月21日~24日の期間で奉仕しました。往復距離1200キロの車での旅も守られました。
今回もNPO法人LOVE EASTと一緒に奉仕しました。初日は夕方、本庄市民から預かったマスクやちり紙、洗剤を羽咋市にあるLOVE EASTの事務所に届け、その後、LOVE EASTの天野牧師と金沢で合流し、能登の被災状況や今の様子、今後の方向性について情報交換をしました。天野牧師との交流を通して毎回新たなヒントを受けるので感謝です。

2日目はLOVE EAST事務所で交流後、午後から志賀町の「とぎ第二団地仮設住宅」に行きまして、あおぞらカフェに参加しました。これは仮設住宅前にテントを張り、コーヒーや紅茶でもてなしながら被災者と交流するものです。私は傾聴ボランティアとして5人の方から話を聞きました。

3日目は志賀町とぎ高田の「原子力災害時・一時避難施設」で開催された韓国人チームによる音楽コンサートと交流会に参加しました。この時も3名の方と交流し傾聴する機会を持ちました。いずれも出席する方は高齢の女性がほとんどです(9割)。傾聴すると皆さん次から次へと話をされます。震災時の様子、避難所暮らし、仮設住宅での生活、将来の計画等の話をしてくれました。

行くたびに思うことは、能登の皆さんが自分で話をすると元気になること。そして遠くから応援に来る人がいる事を喜び、元気が出ます。逆に誰も訪ねる人がいないと見捨てられたという思いが出て元気がなくなるようです。最終日はホテルで朝食を済ませた後、朝8時半に出発し、本庄には5時頃着きました。

今回の訪問を通して感じたことは、復興があまり進んでいないことです。家の被害件数は、全半壊合計、約2万9千軒(全壊8千4百軒、半壊2万1千軒)ですが、今、仮設住宅で生活している人は①公費解体(国が取り壊し費用を全額負担する)が、完了し、これから家を建てる方。②家の解体に向かって、本人と役場、建設会社で3者面談をしている方、③家の公費解体は終わったが、経済的な理由で家の再建はあきらめ、災害復興住宅ができるのを待っているご家庭の3通りです。又、家を再建する際は今迄住んでいた家の3分の2ぐらいの規模で、夫婦二人暮らしや一人暮らしのお宅が多いようです。よって、やがて空き家になる可能性が高くなります。

いずれにしても能登半島は過疎地域ですので、ますます人口が減り続け、地域の維持が難しくなってきます。今、能登の地でキリストの愛によって仕えていく人を神は求めています。
私もこの地に災害復興住宅が建設され、皆さんが落ち着いた生活が確保される迄支援していきたいと願っています。そのためにも是非あなたも、能登に関心を持ち続け、祈り、能登に行ってください。また私たちの働きの為に是非、寄付してくださるとありがたいです。
さて、次にマタイ3章に入ります。いよいよ我らの主イエス・キリストの公生涯が始まります。バプテスマのヨハネが「私の後に来る方は私よりも力のある方で、私にはその方の履物を脱がして差し上げる資格もありません。」そのお方は悪者を火で焼かれる。だからあなた方は悔い改めよと語ったメシヤ(キリスト・イエス)の登場です。

13~15:30歳から公生涯を始めるイエスが、ガリラヤから下ってきてヨルダン川でバプテスマを授けていたヨハネのもとに来ました。理由はヨハネからバプテスマ受ける為で、これはヨハネにとってあり得ない事でした。「私こそ、あなたからバプテスマを受ける必要があるのに、あなたが私のところにおいでになったのですか。」「逆でしょう」という訳で、驚いています。

でもイエスは、「今はそうさせてほしい。このようにして正しいことをすべて実現する事が、わたしたちにはふさわしい」そこまで言われたら、ヨハネは反論の余地がないのでイエスにバプテスマを授けました。では、すべて正しい事(ヨハネからバプテスマを受ける事)とはどんな意味なのでしょうか。①ヨハネが神から遣わされた預言者であることを示している。②イエスは罪を犯されませんでしたが、私たちと同じように罪を犯し悔い改める人間と同じようになられた。③後にイエスは父、子、聖霊によってバプテスマを授けよと命じています。この時の模範としてイエスはヨハネからバプテスマを受けました。

私たちはイエスの救いを受け、信仰者として聖霊のバプテスマを受けた後に、イエスの救いを表す水のバプテスマを受けました。意味は私達がキリスト・イエスに付く事を表しています。でもイエスは私たち人間と一つになるためのバプテスマ受けたのです。私達と共に歩いてくださるイエス様、神でありながら、それに固執する事なく人の姿をとり「しもべ」となられたのです。

16~17:こうしてイエスはバプテスマを受け、水から上がられた。すると見よ(強調)神の御霊が鳩のようになってイエスの上に降ってこられた。これは本物の鳩ではなく、神の御霊(聖霊)を表しています。鳩は平和の象徴でもあります。御霊(聖霊)もイエスに慰め、励まし、癒しを与え、ご自身の働きを強めてくださる。
こうして聖霊を受けたイエスに神から承認の声があった。ここでも注目、強調することば「見よ」と続きます。「これはわたしの愛する子、わたしはこれを喜ぶ」と、天から声があったのです。
鳩に象徴されるような純真さ、きよさ、平和、慰めをイエスはすべて備えた、神の子であることが承認され、これから前に向かって進んでいます。こうしてイエスは公生涯の歩みをするために、まず悪魔の試みを受けるために、御霊によって荒野に導かれます。

●今日はここまでですが、皆さん如何でしたか。次の4つの事を考え書いてみましょう。
①今日の聖書箇所を通して神があなたに語り掛けていると思う事は何ですか。

②今日の聖書箇所を読んで何をどのように感じましたか。

③今日の聖書箇所を通してあなたが、今から実行に移せることは何ですか。

④今日の聖書箇所と関連した個所や聖句があったら教えてください。