
2025年1月12日
聖書箇所:ハガイ書1章9節~15節
宣教題:わたしはあなたがたと共にいる
おはようございます。今週も礼拝をささげて一週間のスタート出来ることを感謝します。
ライブ配信で参加している兄弟姉妹の皆様、病気療養中のあなた、ブラジルやフィリピンから参加しているあなたもおはようございます。あなたと一緒に捧げる礼拝の恵みを感謝します。
本日の説教原稿も、本庄キリスト教会HPの礼拝メッセージTOP欄に自動翻訳機能付きで掲載されていますので是非ご覧ください。
先週から、旧約聖書ハガイ書から、この時代の人々の生き方を通して考えています。昨年9月22日迄、ゼカリヤ書を学びました。テーマは神殿再建でしたね。ハガイもゼカリヤと同じ時代に共に生きた人物で、イスラエル(ユダヤ人)を励まし、神殿再建を導いた預言者です。
ハガイという名は「祭り」から来ている意味のようであります。ユダヤの伝承によると、ハガイは破壊される前のソロモン神殿を見た経験のある老人であったと言われています。その為、ゼカリヤと同じように重要な神殿再建の使命が与えられたのではないかと考えられています。(※年代はハーレイの聖書ハンドブックから引用)
前回のおさらいをしますと、イスラエル人は民族的な不信仰により国を失いました。バビロン帝国に滅ぼされ、国民はバビロンに強制移住させられ、70年間(エレミヤ預言)異国で馬鹿にされながら暮らしていたのです。しかし、ついに時が満ち、ペルシャのクロス王時代に国に帰り、信仰と生活の基盤であるエルサレム神殿再建を許されたのです。第一陣の帰国はわずか5万人でしたが、エルサレムに戻った彼らは、喜んで神殿の基礎工事を始め、完成させました。
ところが神殿本体を建てようとした時、回りの民の妨害と脅しを受け神殿工事を中止していました。中止期間は何と16年。その間に彼らは何をしていたか?前回学んだように、色々な言い訳をつけ、神の御心に従うより、自分たちの生き方、考え方を優先して生きていたのです。それが4節の(板張りの家に住む)という言葉でした。しかし私達は前回、生き方において、優先順位を明確にすべきことを学びました。
そんな時に登場したのが老人預言者ハガイです。そして彼は神から啓示を受け民衆に語り始めます。今日はその続きで9節からです。
9:神を信じていながら、神のことばに従わない民の生活はみじめでした。今の時代も同じです。私は自分の欲や、自我を通して生きているキリスト者を多く見てきました。今の日本のキリスト教会が祝福されない要因の一つだと思います。多くの場合、不従順な生き方の愚かさについて気づいていません。そして益々不従順になりみじめに生きています。イスラエルの民も同じでした。
ここにあるように、多くを期待するが、得たものはわずか。私はそれを吹き飛ばした。
神は目に見えませんが、人々の生き方を見ていますので、公平に取り扱われます。
続いて、祝福されない理由を主が語っています。この時代は廃墟となった神殿再建がイスラエルにとって最優先事項(使命)なのに、「あなた方は自分の生活を最優先にしてきたでしょう」と、それが祝福されない理由だと神は語られたのです。(自分の家のためだけに走り回っていた)
10~11:神はどんな方法でイスラエルの民を懲らしめたか、「天から露を滴らすのをやめた」イスラエルは地中海性気候の地域で、冬は雨季、春夏が乾季です。この乾季に神が夜に露を滴らなかったので作物量が少なかった。理由は11節:日照りが続いた事による。
これが神のなさる御業で、イスラエル人の生き方に対し、神の御業は直接的に働いたのです。
12:しかし、預言者ハガイのことばを聞いて、ここからイスラエルの民の態度は変わります。総督ゼルバベル、大祭司ヨシュア、残りの民は、主の御声と預言者ハガイのことばに聞き従った。民は健全な意味で主を恐れる心を持った。神は目に見えませんが常に神を恐れ敬う態度こそが信仰の基本です。神を侮ったら(見下げたり、馬鹿にしたりするなら)私達は痛い目にあいます。
13:主から民への励まし、わたしは、あなた方とともにいる。主なる神は悔い改め、ご自身に従う者を決して見捨てることはしません。万軍の主が共にいて力を与えてくださるほど大きな励ましは他にありません。「主、我らとともにいる」インマヌエルの神です。
14:信仰生活は自分の頑張りではないと言う事がここを読むと良くわかります。私達日本人は頑張って信仰すると思い込んでいる人が多いので、信仰生活に疲れを覚え、信仰を捨てる人が多いのです。今日その誤解を捨てましょう。
彼らの霊が奮い立って、彼らは万軍の主の宮へ行き、即ち、神殿再建工事に取り掛かったのです。力の源は何処から来ているのでしょうか。彼らの頑張りですか?そうではありません。主が、この言葉がポイントです。主が力を与えてくれる時に私達は、知恵をいただき、のびのびと働き、自分の実力を延ばすことが出来るのです。
15:ここに日付が明確に記録されています。ダレイオス王の第二年、第6の月1日(1節)(太陽暦だとBC520年8月29日)から、24日目に神殿再建工事に取り掛かったのです。
彼らは神のことばを聞いて、奮い立ち、悔い改めて行動が180度変わっていったのです。
そして、ついに彼らは4年後に神殿を完成させました。
今日はここまでです。この箇所は私達の信仰生活に適用できることばかりなので、是非自分に適用してみことばを考えてみましょう。
●皆さん如何でしたか。今日の聖書箇所を通して4つの事を考え書いてみましょう。
①今日の聖書箇所を通して神があなたに語り掛けていると思う事は何ですか。
②今日の聖書箇所を読んでどのように感じましたか。
③今日の聖書箇所を通して今から実行に移せることは何ですか。
④今日の聖書箇所と関連した個所や聖句があったら教えてください。