あなたは人生の意味を見出せる

2023年3月6日

2023年2月26日
参照聖句:ヨハネ3章16節~17節
説教題:「あなたは人生の意味を見出せる」

おはようございます。2023年2月第4週目主の日を迎えて感謝します。
またネット配信を通して共に礼拝しているあなたもおはようございます。お元気ですか?
お会いできてうれしく思っております。それでは今日もご一緒に聖書から学んでまいりましょう。

今日2月26日は何の日でしょうか?私より先輩の方ならすぐに思い浮かべますね。そうです。87年前の2.26事件です。1936年(昭和11年)陸軍青年将校率いる約1,500人がクーデターを起こし政府要人らを暗殺した事件です。日本がどんどん軍国主義に突き進んで行った暗い時代ですね。でも今日は2.26事件の話をするのではなく、本庄教会員のSさんが昨年2月26日に主のもとに召された日です。あれから1年が経ちました。そんな訳で礼拝が終わった後に正午から召天記念礼拝が執り行われます。

是非私たちもこの機会に主の身許へ召された本庄キリスト教会の多くの兄弟姉妹たちがどう生きたかを覚えるとともに、キリスト信仰とはどういうものかを、確認できれば幸いです。特に今日はこれからイエス様を救い主と信じていきたいと願っている方の為に話を用意しました。
聖書箇所はヨハネの福音書3章16節~17節とコリント人への手紙第一15章1節~5節です。

神は、実に、そのひとり子をお与えになったほどに世を愛された。それは御子を信じる者が、
一人として滅びることなく、永遠のいのちを持つためである。ヨハネ3:16 180頁

この聖句は非常に有名で「新約聖書の富士の山」または「聖書の縮図」と言われます。短い言葉の中に聖書の中心メッセージがすべて入っているからです。私もこの言葉を通してイエスを救い主と信じキリストにある新しい人生をスタートしました。今日はこの聖句を通してキリストの救いについて考え、人生の意味を見出していければ幸いです。

神は、この神は日本人が作った八百万の神ではなく、人間とこの世界のすべてをお創りになった真の神です。唯一絶対の存在者、知識、感情、意思の人格を持ち、愛と恵みに満ちているお方です。

実に、そのひとり子をお与えになったほどに世を愛された。ひとり子はイエス・キリストの事で、父なる神が特別に愛するひとり子イエスを、お与えになったほどに(この世界に人として遣わしたほどに)人を愛された(大切にされた)。ここで注目したい言葉は、①実に②お与えになったほどに③愛された。神の人間に対する愛は、神の愛する独り子イエスの命を犠牲にしてさえも、私達を救う愛です。
特に神の愛はご自分を犠牲にしても尚、人を愛する愛です。その中心がキリストが十字架上で身代わりの御業を成し遂げられたことです。※例:先日妻の友達が自分の息子に腎臓移植する為、何のためらいもなく自分の腎臓(じんぞう)1つを息子に提供しました。この母親の行動こそ、神が我が子イエスを十字架の死という犠牲をしてまで私達人類を愛した愛に通じるものです。

それは御子を信じる者が、一人として滅びることなく、永遠の命を持つためである。
残念ながらすべての人は、あなたも私も創造主(神)の前に生まれながら罪(的外れ)の性質を持っています。神に背を向ける性質です。この罪が私たち人類最大の課題です。罪はどんなに修行しても一生心から消えず、完全に克服することはできません。又、死んだらすべてが無に帰する訳でもありません。あなたが罪の課題をそのままにしいるなら死後、創造主の前で人生の総決算として審判(裁き)を受ける事が定まっています。「そして、人間には一度死ぬことと死後に裁きを受けることが定まっているのです」へブル9:27 448頁

では、一人として滅びることなく永遠の新しい命を持つにはどうしたら良いのでしょうか?
罪が赦されるには赦して(免除)いただくしか方法がありません。人間の努力や頑張りで神の前に正しいとされる人は一人もいません。神の側から罪がないと認めてもらうのが唯一の方法です。

次は、神が御子を世に遣わされたのは、世をさばくためではなく、御子によって世が救われるためです。ヨハネ3:17 これは神の御子イエスが地上に遣わされた目的です。世を裁くためではなく御子によって世が救われるため。イエスは世(人)を罪から救う為にこの世界に遣わされた。私達が自分では解決不可能な罪を赦し、解放し、新しい命を受けるのです。
またキリストの救い(新生、新しく生まれる)は、ただキリストを信じる信仰によってのみ与えられるもので、一度救われたら救いから漏れることは決してありません。このように聖書が示す救いを受けるとキリストの命があなたのうちに入るのであなたの生き方が変わるはずです。いかがですか?皆さん。経験的に。何かがすこしずつ変わってきたことを経験していると思います。

最後に、どのように信じればよいのでしょうか?それが具体的に書かれているのがⅠコリント15:1~5です。349頁 ここが大切なポイントです。

「兄弟たち。私があなたがたに宣べ伝えた福音を、改めて知らせます。あなた方はその福音を受け入れ、その福音によって立っているのです。私がどのような言葉で福音を伝えたか、あなた方がしっかり覚えているなら、この福音によって救われます。・・・・私があなたがたに最も大切なこととして伝えたのは、私も受けたことであって、次のことです。キリストは聖書に書いてある通りに、私たちの罪の為に死なれたこと。また、葬られたこと、また、聖書に書いてある通りに、三日目によみがえられたこと、またケファに現れ、それから12弟子に現れたことです。」

①キリストが私の罪の為に死なれた事②墓に葬られたこと③三日目に死人の中からよみがえったこと④そして、キリストは今も生きておられる。これを信じたら救われるのです。そして信じた瞬間、あなたはキリストと命で結ばれ、キリストから新しい命と罪の赦しを受けるのです。

結び
去年主の身許に召されたSさんもMさんもTさんも、Aさんもこの地上の命は終えましたが、キリストの新しい永遠の命を受け、今、栄光の体に変えられ主イエスとともに喜びをもって生きています。
私も18歳の時、イエス・キリストを自分の救い主と信じ新しい命を受け、人生の意味を見出しました。あれから50年、キリストの救いの恵みは今も変わりません。今年69歳になりますが、私に与えられた使命が沢山あって毎日フル回転です。多分、主のもとに召されるまで主にあって働き続けると思います。私の生き方の中心は隣人愛です。楽しみは後からついてくるので、今それほど楽しもうとは考えていませんし、それでよいと思っています。
是非あなたもこの機会にイエス・キリストを通してあなたの人生の意味を見出してください。