ヨハネの黙示録(23)

2019年7月7日
聖書箇所:ヨハネの黙示録21:9~20 
説教題:聖なる都エルサレム  

今までヨハネの黙示録21:1~8を通して私達に用意されている、新天新地、新しい天と新しい地について2回続けて共に考えてきました。今までの天と地は過ぎ去り、全く新しい天と新しい地その中心である新しいエルサレムが神の御許を出て、天から下ってくるという事であります。新しいエルサレムは、今のエルサレムとは違います。新天新地の中心であるエルサレムは真の意味で平和なところであります。

今日は21章9節からです。天から降りて来る新しいエルサレムとはどのようなところかを具体的に見ていきましょう。9~10新しいエルサレムを見る 11~20都の姿がしめされる

9~10 新しいエルサレムを見る

9:み使いが示してくる。小羊の妻である花嫁を見せよう⇒新しいエルサレムの事を言っています。
10:み使いは高い山に連れて行き、聖なる都エルサレムが神の御許を出て、天から下ってくるのを見せたと有りますので、小羊の妻である花嫁とは新しいエルサレムである事が分かります。

11~20 都の全体像がしめされる

11:ここから段々と新しいエルサレムの姿が具体的な姿が示される。都は神の栄光に覆われています。その輝きは透き通った碧玉の様です。碧玉とはガラスのようなものです。

12:都は高い城壁と12の門があって、12のみ使いがいる。12部族の名前が書いてある。

13:東西南北に門が3つずつある。合計12です。

14:都の城壁は12の土台石あり。小羊の12使徒の名前があり。ペテロ、アンデレ、マタイ、
トマス、ヤコブ、そして黙示録の著者であるヨハネの名前もありました。

15:さらに具体的な事が示されてきます。先ほどのみ使いが大きさを示す。金のはかり竿で測る。

16:都の形は〇ですか、平面ですか、何でしょうか?都は四角。立方体。長さ、幅、高さ、神の臨在するところは何故四角なのか。神殿の聖所を思い出してください。聖所は聖所と至聖所に分かれます。そうです。至聖所はほぼ四角です。至聖所は神が臨在される場所です。新天新地はいつも神の栄光が満ち溢れるところです。そんなことで四角なのかもしれません。

規模:12000スタディオン。これは2220キロメートルになります。日本の地図で測ってみると札幌から福岡までを東北自動車道経由で測ると2251キロです。同じくらいの長さ、幅、高さがすっぽり入る感じです。大きいですね。これが聖なる神の都エルサレムで天から下ってくるのです。とてつもなく大きな町。イエス様は今ここにいるのです。

17:城壁の部分。144ペーキュス。1ペーキュスは45cm。65m。壁の厚さだと思われます。
18:城壁は碧玉。その輝きはガラスに似た純金のようなものです。これでおおわれているのです。

19:都の城壁の土台石は12種類の宝石で飾られている。一面が3種類ずつで12種類。
第一 碧玉(へきぎょく)みどり
第二 サファイヤ、青
第三 玉髄 めのう 緑がかった色
第四 緑玉 エメラルド みどり
第五 赤縞めのう 赤と白
第六 赤めのう 燃えるような赤
第七 貴かんらん石 黄金色
第八 緑柱石 深い緑
第九 黄玉、トパーズ 緑黄色
第十 緑玉髄 黄金色の緑
第十一 青石 せいぎょく ヒヤシンス石 青
第十二 紫水晶 紫
今日はここまでです。何となく新しいエルサレムの様子が理解できたでしょうか。
少なくても黙示録を読む前とは違ってきたのではないでしょうか。今迄の新しいエルサレム、新しい天と新しい地は、このまま受け止める事が大切です。これを比喩的に解釈する必要はありません。
また黙示録21章に書かれている事は私達の想像の範囲を明らかに超えた大きなスケールですが、だからと言って比喩的に解釈する必要はありません。そのまま字義通りに受け止める事が重要です。

適用
これからの時代がどうなるか、マタイの福音書24~25章を通してイエス様は何と言っていますか。この世界は完成に向かって厳しい時代が来るということです。これははっきりしています。
しかし恐れる事は有りません。やがてキリストが空中に再臨します。いつなのかは誰もわかりません。でも主イエスを待ち望みつつ、一日一日を大切にして生きるのが私達の生き方であります。

そして世界規模の7年間の大患難時代、キリストの地上再臨があり、千年王国と続きます。やがて千年王国が終わり、今の天地は崩れ去り、新しい天と新しい地へとつながってきます。
ヨハネの黙示録を学んで私達が最終的に行く所がだいぶはっきりしてきました。
是非自分の行くところを明確にしながら日々の歩みをさせていただきましょう。

結び
暑くなる7月に入りました。今週も新しい天と新しい地の希望をもって歩んでまいりましょう。