ヨハネの黙示録(16)
2019年3月3日
聖書箇所:黙示6:1 マタイ24:9~31
説教題:封印を解く時が来た
おはようございます。いよいよヨハネの黙示録は6章まで来ました。この6章から18章まではこの地上の未来に地球規模で7年間続く大患難時代の事が書かれています。こまかい中身は水曜日午前の聖書を読む会の中で時間をかけてゆっくりやってきます。今日は黙示録6章1節の言葉を読み、イエスが語られたマタイ24:9~31の預言から大患難時代について学んでまいります。
○黙示録6:1
ここから地上で未来に起こる大患難時代の様子が書かれています。小羊はイエス・キリストです。
巻物とは前回もお話しさせていただきましたがもう一度確認しましょう。
英語でスクロール。ギリシャ語でビブリオン。バイブルの語源となる言葉です。パピルスなどで出来た一つの巻物の事があったという事。両面に文字が記されていた。中身はこれから始まる神の裁きが記されていました。巻物は1つ、これに7つの封印があり開けられないようになっていた。古代社会では大切な遺言や契約書は巻物として開けられないように厳重に糸で縛られ、その上にロウで固められていました。7つ封印があったという事は完璧な権威ある中身があるということです。
小羊なるイエスが巻物にある7つの封印の一つずつ外していくということです。
○具体的な中身は福音書でイエス様が語られていますのでそちらを見てまいりましょう。マタイ24:9~31。ルカの福音書だと21:7~28.マルコの福音書だと13章に書かれています。今日はマタイから見ていきます。特に14節までになります。
弟子達の質問 イエスの話に対して
1、いつそのような事が起こるでしょうか。エルサレム崩壊のしるしは何か。2~3節
2、あなたが来られるときにはどんな前兆があるか。再臨のしるしは何か。2~3節
3、世の終わり(完成)にはどんな前兆があるか。世の終わりのしるしは何か。2~3節
9:その時、英語のthem それから、そのあとの役の方が分かりやすい。ここから7年間の大患難時代が始まる。前半部分です。3年半迄。この時代にも患難時代にも多くのキリスト者が起こされます。
イエスの回答 再臨のしるし
9~10 迫害の多発 世界中のキリスト者が迫害を受ける。殉教の死を遂げる。信仰故に殺される。信仰から離れる。(大勢躓き)家族同士であっても互いに裏切り、憎み合う。密告する。
11:偽預言者が出現して、自分こそ神の代弁者であると名乗る。結果として人々が惑わされる。
12:悪が増加し、人々の愛が冷える。
13:大患難時代を生き延びるユダヤ人がイエスをメシヤと信じて救いを得る。いつの時代でも救いは恵みと信仰による。やがてユダヤ人は大患難時代に多くの人が救われ民族的救いが起こる。ここは私たちではなくユダヤ人に対するメッセージなので間違いのないようにして下さい。
13:大患難時代にユダヤ人により福音が全世界にのべ伝えられ、すべての国民に証されます。短期間の間に神から選ばれたユダヤ人144000人が世界中に福音をのべ伝え、大患難時代後半に移ってまいります。大患難時代の前半は迫害がありつつも希望の時代でもあります。それから終わりが来る。即ちキリストの再臨があると言うことです。
今日は大患難時代の前半でしたが、救われた人はキリストによって携挙されています。この時代を経験しません。また患難期ユダヤ人は迫害の中にあっても多くの人が救いを受け世界宣教が行われます。その数144000人であります。彼らによって急速に世界宣教が成されてキリストの再臨を迎える準備が出来てきます。17日は患難時代の後半になります。
適用 図表
聖書が語る世界観、歴史を正しく理解し、今がどのような時か、そしてこれから人類はどのような方向に向かっているか。聖書から認識してまいりましょう。その大きな流れを一枚の用紙にまとめました。いつかはわかりませんが、キリストによる携挙(キリスト者が目に見えない形で一挙に天に上げられる事)があります。続いて7年間地球規模による大患難時代があります。大患難時代は黙示録6章から18章まで。この厳しい時代はキリストの再臨によって終結します。そしてキリストによる統治の千年王国、更には永遠の新天新地へと続きます。この大まかな流れを理解して、この世界の完成が近い中で自分に与えられた使命を全うして生かされようではありませんか。
○も一つは終末に関してこの世の中に流されて不安にならず、また惑わされず聖書全体からバランス良く学んでいくようにして生きましょう。そして地に足を付けて自分の使命や天職は何かを考えて、人生を全うしてまいりましょう。
○世界は神の御心によって完成に向かっています。そしてキリストによって私たちが携挙される事、キリストの再臨によって7年間の大患難時代が終結する事、キリスト統治による千年王国がある事、やがて新天新地に移っていく事をしっかり受け止めながら歩んでまいりま