ヨハネの黙示録(11)
2019年2月3日
聖書箇所:黙示3:7~13
説教題:あなたは力が弱いが
今日は7つの教会にあてた手紙の中で6番目のフィラデルフィヤ教会から学びます。地図を見てまいりましょう。
○名前の意味 兄弟愛
○町の場所。位置の確認をする。町の規模は小さい。ぶどうの産地として有名。温泉があり、また地震が多いと所でもあったようです。
○フィラデルフィヤ教会の特徴 教会の規模も小さいが内部で内輪もめや争いがない。また異端の教えによって教会がかき回されていなかった。
7:イエスの紹介
聖なる真実な方とは神の性質を持つお方がイエス・キリスト。ダビデの鍵とは宝物がはいっている倉庫、場所の鍵を持つ方。開け閉めが出来る。支配、権威を持つお方がキリスト。そしてキリストの内には知恵と知識の宝が隠されているのである。こんなすごいお方が私達のバックにいます。
8:フィラデルフィヤ教会
イエス・キリストはこの教会をすべて知り尽くしている。門は天の御国の門である。彼らの為に開けられた。理由はフィラデルフィヤ教会の兄弟姉妹達は力が弱く小さな群れであったが主イエスに忠実な信仰者達であった。常にイエスを否定しない。スミルナ教会と同じようにイエスからの非難は受けませんでした。
9:彼らはサタンの会衆、即ちユダヤの会堂に属する人々のウソを見抜いて黙らせた。
10:彼らは主の前に忍耐して信仰の歩みをし、主イエスの言葉を守った故に、激しい苦難から守られる。またこのみ言葉は私達の時代よりも後の話に繋がっている。黙示録の時代から二千年以上後の時代に話が飛びます。
このみことばはフィラデルフィヤ教会ばかりでなく、今の終末時代に生きる私達キリスト者にも適用できる事である。それは、全世界に来ようとしている試練の時が来るからだ。
マタイ24:21でイエス様が終末時代の7年間の大患難時代に起きる世の初めから、今に至るまで、いまだかつてなかったような、ひどい苦難があると話した事です。
ここでも同じことが書かれています。しかし私達キリスト者も大患難時代の苦難から時から守られます。私たちも同じ約束を受けています。患難期前携挙の立場に立つ根拠の一つでもあります。
11:キリストの携挙の約束
神の時が来たら直ぐにイエスが来ると言う約束です。ここはキリストが大患難時代の終わりに来られる地上再臨の約束と言うより、空中再臨、携挙、即ちクリスチャンを携え挙げる約束です。これが起こる時の前提はありません。この約束は私たちにとっても関係のある約束、そして希望です。
12:やがて神の都は神の元を出て天から降りて来る。これを新しいエルサレムと言います。ここも私たちの希望に繋がります。
13:結びとして同じように御霊が諸教会に言われる事を聞きなさい。イエスが語られるみことばを聞いて行こうではありませんか。
適用
愛の教会
フィラデルフィヤ教会の教会は小さな教会でした。無力で弱い小さな教会だったのです。しかしこの教会の人々はイエスの言葉に忠実であり、真実な教会だったのです。真実な教会とは兄弟姉妹が互いに尊敬し合い認め合い、赦し合い、励まし合ってキリストの愛に生きることです。また立場の弱い人を助け共に生きた教会です。
単純です。私たちもこの教会を見習い誠実に主にしたがってキリストの愛を実際に行い教会として進んでまいりましょう。
結び
真実な教会は神の恵みの中に生かされる。
キリスト信仰者にとって恵みの中に生かされるという信仰は一番大切です。この信仰に立てば律法学者やパリサイ人がイエスや民を裁いて生きたような高慢な人にはなりません。私たちも主の恵みの中に行かされる真実な教会として歩ませていただきましょう。