コリント人への手紙第二(5)

2021年7月25日
聖書箇所:Ⅱコリント3:1~11 
説教題:新しい契約に仕える資格

本庄キリスト教会の皆様おはようございます。ネット配信をご覧の皆様もおはようございます。お元気でしたか。今日も共に礼拝をささげるえぐみに預かり感謝します。またライブ配信準備もありがとうございます。

それでは聖書を開きましょう。今日は前回の続きで3章1節~11節、「新しい契約に仕える資格」。このコリント第二の手紙は、パウロがコリント教会宛てに、第一の手紙を書いた後に、悲しみの手紙(涙の手紙とも言う2章4節)を涙ながらに書いた後、テトスを通してコリント教会の人たちが罪を悔改めたという嬉しい知らせを受けた後に、喜びをもって書かれた手紙です。それは第一の手紙から1~2年後だと言われています。手紙が書かれた背景を頭に入れながら読むと理解が深まります。内容は1~3が推薦状はあなた方、11迄が新しい契約に仕える者の資格について。

○1~4
ここは2章17節以降の続きとして読むと分かります。まず救いを受けた者はすべてが神の前に芳しいキリストの香りを放つ者(ユウオディア)として立てられていいます。これは当時のクリスチャンも今のクリスチャンも当てはまります。滅びの中に行く人も、救いを受ける人も日々の生活の中で私たちは関わりを持っています。その中にはキリストの福音を伝えても信じない人がいます。死から出て死に至る人。一方、福音を聞いて、信じて救を受ける人もいます。命から出て命に至る人。※世の中には救われる人もいれば、救われない人もいます。詳しい理由は分かりません。

どちらにしてもパウロたちは神の福音(イエスの十字架の死と復活の御業)の宣教を託されました。それは私たちにも適用できます。パウロはこの尊い福音宣教の業を誠実にしました。

しかし、有る人々はキリスト信仰をお金儲けの手段として、イエスが私たちの罪のために死なれた事、葬られた事、三日目に復活し、今も生きておられることを、そのまま伝えず、混ぜ物をします。例えばイエスは霊的によみがえった。信仰だけでは駄目で、モーセの割礼を受けよ、土曜日を安息日として守れ、食物規定を守れ(ウナギは食べるな)と言う人が多かったのです。それが神の言葉に混ぜ物をする偽教師たちでした(17節)ここまでが前回の流れです。

1:パウロたちはコリントで伝道するに当たりエルサレム教会から推薦状は貰いませんでした。
しかし(ある人々)偽教師たちは、人から推薦状を貰って自分たちを推薦して物事を進めています。でも私たちには(パウロ)推薦状は必要ありません。でも本来推薦状紹介は普通の事でした。

2:私たちが信頼を得る者としての印はあなた方コリント教会の皆さんで十分です。

3:あなた方こそ私たちの奉仕の結果、ここにあるからそれでよい。それはしっかりと生ける神の御霊によって書き記されています。だから余計な推薦状は必要ありません。
でも、そんなパウロもキリスト者になる前は、間違った正義感に燃えて推薦状を大祭司からうけて行動していました。(使徒9:1~2)
後半 推薦状を必要としない理由  新しい契約に仕える資格がある
4:パウロはキリストによって神の御前で確信を持っている。

5:今まで自分たちがキリストの福音に生きたことは自分が成した事だと考える資格は誰も持っていない。※この謙虚さが重要です。むしろ神によって資格が与えられている。

6:ここは旧聖書約時代と新約聖書時代の比較をのべています。旧約聖書時代が古い契約、新約聖書時代が新しい契約、その契約に仕える資格は、イエスの十字架の死と復活のみわざを信じて与えられた救い。この救いを受けた人は皆新しい契約に仕える資格を持っている。
文字に仕える者ではなく・・・これは旧約の律法を全部守ることによって正しいとされることではない。イエスこそ旧約の律法が求めていることを全て実行してメシヤとして十字架のみわざを成就したから。そして今、生ける御霊に仕える者とされ、自由にされたのである。

文字(旧約律法の事)これは決して悪いものではありません、ただ人の罪を示し、罪に定めるだけで、yesと違い人に救いを与えることは出来ません。イエスは信じる者を完全に罪から救い、その証拠としての御霊なる神を与えて救いを下さいました。そして御霊は人を生かすのです。ここが旧約時代と新しい契約時代の違いです。

7:石に刻まれた文字(十戒)モーセ律法、これは素晴らしい神の言葉です。栄光を帯びた神からのものであり、モーセの顔をおまともに見ることが出来なかったほどです。出エジプト34:30

8:そうであればこそ自由とされ、生ける神の御霊に仕える者は、もっと神の恵みの中で栄光あふれる存在なのです。御霊は信じた私たちの内に助け主として共にいて下さるお方です。

9:旧約と新約の違いを別の言葉で言っています。

10:ここも旧約と新約の違いを示す言葉です。

11:消え去るものとは旧約時代の栄光(モーセ時代に示されたもの)永続する者は、御霊が最後まで共に住んでくださる今の新約時代の事。このように旧約と新約時代を比較している

適用
今私たちは新約時代にあります。キリスト者の特徴は、御霊が内に住んで下さることです。それは主がどんな時にもあなたと共にいて下さることを示しています。この恵みの大きな時代に生かされていることに目を向けよう。今の私たちの時代です。

結び
以上、神は私たちにすべてに対して新しい契約に仕える資格(誰でもキリストに在る祭司として)主に仕える事をよしとされました。もっと自信をもって大胆に主の前に歩みましょう。