ピリピ人への手紙(10)

2022年07月03日
聖書箇所:ピリピ2:19~30
説教題:二人の同労者
おはようございます。2022年7月第1週の礼拝を捧げる恵みにあずかり感謝します。またネット配信を見ているあなたもおはようございます。お元気ですか?同じ時間に主を礼拝できますこと感謝します。今日はこの後パンさきもあります。
聖書箇所はピリピ人への手紙2:19~30になります。宣教題は二人の同労者、テモテとエパフロデトの話をします。時間の関係で今日はテモテだけになります。
前回までの復習をしましょう。1章27節からパウロはピリピ教会の兄弟姉妹たちに勧めをしています。キリストの福音にふさわしく生活しなさいということです。キリストの福音にふさわしくとはイエスが自分の前にいることを意識した生活のことです。
そのうえで兄弟姉妹たちが心を一つにし、反対者たちを恐れず、自己中心や虚栄を捨て互いに人を自分よりもすぐれた者と認め、キリストを模範として隣人愛に生きる事でした。
続いて2章6節から当時うたわれていた讃美歌を読みながらキリストの生涯を確認しました。彼らがキリストのように歩む時に世の光として歩むことが出来ます。最後にパウロは牢獄の中にあっても兄弟姉妹たちの歩みや信仰の確信を大いに喜んでいます。2:18.
今日は新しい展開になります。使徒パウロには多くの同労者、キリストにある仲間たちがいました。その中の二人がここに登場するテモテとエパフラデトです。パウロと一緒に働いた彼らはどのような人物だったか。そして彼らからどんなことを学べるか考えてみましょう。
彼は今この時点でどこにいるか?そうです。手紙の書き出しを見るとわかりませね。1:1パウロと一緒に牢獄で彼はパウロとともに神に仕えています。テモテは主に仕えるものとして他の兄弟姉妹たちの模範者でした。私達もこうありたいと願っています。
1,20節:配慮にとんだ人
彼はパウロと同じ心をもってピリピ教会の兄弟姉妹たちの幸せを願い行動していた人です。心配しているとは彼らの利益になることを願っていたという意味です。牧師の姿がここにあります。この逆は自分の利益だけを追求する人です。私を含めたクリスチャンは自分の利益ばかりを追い求めたがりますので点検する必要があります。私たちは一人のキリスト者として自分にできる範囲で他の人の幸せを常に考えていきたいものです。
2,21節:キリストの心を生きる人。
彼は自分の利益を追求するよりもまず、イエス・キリストの利益を第一に求めた。キリストの栄光があらわされることをいつも考えていたのです。私達もふと立ち止まりキリストの心を優先させていく思いになれれば幸いです。そうすれば私達を通して周りの人が幸せになるのです。
※いつも主のお考えに沿っているかを祈り求めていくことを習慣化する。
3,22:パウロの同労者として奉仕した。
テモテが適任である事、彼の信頼性は試験済みですと言う事。そしてパウロと良い信頼関係をもってともに福音宣教に生きた。彼はパウロが牢獄にあっても離れず、リーダーとともに誠実に生きたのです。彼は主にたてられた指導者に信頼してよく従った人物です。これは神に従う事でもあります。ここまでが彼の人物棒です。
23:パウロの将来の計画、このテモテをあなたがたのところに送りたい。24:そして自分自身も近いうちにあなたがたのところに行けると確信している。釈放される確信があった。
このようにテモテはパウロから信頼を受け、ずっとパウロと行動を共にしました。
続いてここに書いていないところからテモテという人物をもう少し調べてみます。
- 使徒16:1 パウロと最初に出会う。リステラ(今のトルコ)母がユダヤ人 父がギリシャ人。国際結婚によって生まれた人。二テモテ1:5、祖母ロイス、母ユニケをとおして子供のころから信仰者によって育てられた。
- 一テモテ4:12 年齢的にはパウロの子供くらいの若い人物
- 一テモテ5:23 それほど体は丈夫ではない人。たびたび胃を痛めて病気ばかりしていた。どちらかというと神経質なのかもしれません。
- 一テモテ4:11~16、パウロから主の僕としての訓練を受け主によって牧師にたてられ仕えていた。長くパウロの後継者として歩んだ牧師である。
以上テモテを見ていくとパウロのように特別なカリスマ性がある人物ではない感じの人物のようです。性格的には心優しい感じのように見受けられます。そのようなテモテを見ていると私達も大いに励まされます。
私達も様々な弱さを持ちながらも主の前に誠実に歩むものへと変えられていくことを願っています。そしてテモテのように他の人への心遣いができるようになり、キリストの心をもって生きるものへと変えられていけば感謝です。
テモテこそ私たちにとって信仰のよき模範者です。私達も彼のように人から信頼されるようなキリスト者にされることを目指していこうではありませんか。