ダニエル書概略

2022年11月30日

2022年10月9日
本庄キリスト教会 牧師 吉田孝

ダニエル書について 
●内容
・1章~6章迄 ダニエルの人生
・7章~12章 ダニエルに与えられた神の啓示

●特徴
・神は主権をもって世界を支配するお方である
・神はご自身に忠実な者を困難の中にあっても守られる
・終末預言を理解するうえで重要な書物

●ダニエルが生きた時代背景(彼は紀元前600年代の終わりから紀元前500年代に生きた人物である)
・時代背景は第二列王記24~25章 第二歴代36章、エレミヤ21章~、哀歌
・ダニエルとは「神は裁きたもう」という意味
・南ユダ王国末期に生きた人物である。そしてバビロン、ペルシャ帝国の中枢で生きる。 

●経緯
・偉大な王ヨシヤ王の戦死 BC609年 第二列王記23:29 日本では縄文時代

・少年時代のBC605年にネブカデネザル王によりバビロンに捕らえ移される。
(第1回バビロン捕囚、エホヤキム王の第4年)第二列王記24:1~2、旧約698第二歴代36:5~7旧約813

・BC597年2回目のバビロン捕囚、エホヤキン王、指導者1万人が捕らえ移された
(第二列王記24:10)

・BC588年から2年半がかりで攻撃され。3回目のバビロン捕囚、ゼデキヤ王殺害される
・ BC586年に南ユダ王国 完全滅亡

・BC539年 バビロン捕囚から解放される。 ヨシヤ王の死から70年で解放され帰国する

・ダニエルは高貴な家の出身であった
・捕囚後に預言者、政治家として活躍する。(バビロン、ペルシャ帝国)

・同時代の預言者にエレミヤ、エゼキエル、ハバククがいる。

参考図書
※新実用聖書註解1131頁 油井義昭、 牧師の書斎(ホームページ)