私達を迎えに来るイエス

2022年12月19日

2022年3月27日
参照聖句:ヨハネの福音書14:1~3
説教題:私達を迎えに来るイエス 

おはようございます。2022年3月第4回目の礼拝を捧げる恵みにあずかり感謝します。
蔓延防止等措置があけて今日から来られる方も歓迎します。本庄教会も今まで同様感染防止に努めながら礼拝を執り行ってまいりますので協力をお願いします。また、ネットを通して礼拝しているあなたもおはようございます。この時間を共有できる恵みを感謝します。近い将来同じところに集まって礼拝する日が来る事を願っています。

さて、2019年8月18日からⅠコリント人への手紙を学び始め先週やっと第Ⅱコリン13章を終えることができました。共に学べたことを感謝します。今後は、今日と来週がキリストの再臨について、4月10日は嶋本さんの土のちり棚納入式に伴い死後の望みについて、4月17日はイースター復活について学ぶ予定です。そして24日からパウロの獄中書簡ピリピ人への手紙、エペソ人への手紙、コロサイ人への手紙を学んでまいります。ご一緒に学んでまいりましょう。

まずこの資料をご覧ください。聖書の世界観と終末論が書かれています。私達が神の言葉として信じている聖書によれはこの世界は偶然、進化して出来たのではなく、創造主なる神により目的をもって創られた存在です。世界には初めがあり、終わり、別の言葉で言うと完成の時があります。ですから聖書の世界観と世界の完成について理解する必要があります。この地上は未来永劫続く訳ではないことを。
この図はこれからの世界の流れが書いてあります。聖書によれば今は終わりの時代です。全世界的戦争が100年以上前に在りました。第一次世界大戦です。ここから段々と世界の完成に近づいています。そこで今は生みの苦しみの始まりの時です。

ではこれから世界はどうなっていくのか。それが②大患難時代と呼ばれ、人類に対する神の怒りの7年間で、最初の3年半と後半の3年半に分けられます。マタイ24:21に世の終わりについて語られたイエスの預言では、その時には、世の初めから今に至る迄なかったような、また今後も決してないような大きな苦難があるからです。と述べています。今の世はこの患難時代に向かっています。今回のロシアの侵略戦争を見てもエゼキエル38章39章との関連を見ることが出来ます。大きな世界の流れは確実に大患難時代に向かっています。そして大患難時代の最後に反キリストに付き従う世界の軍隊がメギドの丘(ハルマゲドン)に集結しイスラエルを滅ぼそうとしますが、
その時にキリストが裁き主として地上に再び来られ反キリストとその軍勢をたちまちのうちに滅ぼします。これが③のキリストの地上再臨と呼ばれるもので、特徴はキリストが人の目で目に見える形でこの世界に戻ってきます。

続いて地球、世界はどうなるか、キリストによって千年間平和な時代が来ます。全く新しい地球環境で素晴らしい時代です。これが④キリストによる直接統治の千年王国と言います。この時に悪魔は閉じ込められ、悪魔の力が人に及ばないので平和な時代が千年続きます。千年王国に関する記事は聖書全体に良く出てきます。そして④と⑤の間にキリストの救いを受けていない者に対する神の白い御座の裁きがあり永遠の苦しみの中に入れられる人も多くいます。
続けて、⑤新天新地です。千年王国の後この地球は焼けて崩れ去り、新しい天と新しい地が天から降りてきます。この内容はヨハネの黙示録に詳しく出てまいります。ここは永遠の世界です。
このようにこれからの世界の方向は大きな5つの流れで進んでいきますので関心をもっていこう。

実は今日皆さんと考えたいことは①です。大患難時代後にあるキリストの地上再臨は人の目で見ることが出来ます。しかし①の空中再臨、携挙、英語でRaptureと言いますが、これはキリストが目に見えない形で空中まで来られて一瞬の内にその時、生きているキリスト者を携え挙げてくださる。この時に信者はキリストと同じような栄光の体に変えられて引き上げられ、キリストとお会いする。これがキリスト者の最大の希望で、イエスご自身も語り、使徒パウロが常に伝えていることです。そしてこの携挙には前提条件はなく、いつ来られるかもわかりません。

図を見てください。ある人はキリストの地上再臨とほぼ同時に来られるのではないかと言う解釈の立場や患難期は7年ありますのでその半分の3年半経過したとき、世界を一つにまとめ上げ見せかけの平和を作った反キリストが、エルサレム神殿に立ち、自分こそ神であると宣言して神の宮に座ります。その時にキリストがクリスチャンを迎えに来るという解釈の立場があります。私の信仰の立場は大患難時代が始まる前の、ある時期に来られるという患難期前携挙説です。いずれにしてもキリストによって携挙されるのがクリスチャンの最大の希望です。ヨハネ14:1~3はキリストご自身が携挙について語られたことばです。

1:キリストが十字架にかけられる前の晩、即ち過ぎ越しの食事の後にイエスご自身が語った言葉です。食事の席からユダがいなくなり、また弟子たちに理解できないイエスの発言があり、彼らは心騒がせています。それに対するイエスの言葉が1節です。

2:私の父の家には住まいがたくさんある。イエスがこれから行く場所の事で、やがて千年王国の後、天から下りて来る新天新地、パラダイスや第三の天とも言われています。十字架刑の後死んで、葬られ、復活して、その場所に移り用意するのだといっています。

3:今日のポイントはここ。用意が完了したら、又来る、あなた方を私のもとに迎えます。これが空中再臨、携挙。見えない形でたちまちのうちに、一瞬にしてキリスト者を空中まで引き上げて栄光の体に変えてくださることです。ですからこれは患難時代の最後に世界を裁くためにくる地上再臨とは違います。
いつ主が来られても状況は整っています。それ故、今日でも明日でも空中再臨は起こり得るという前提で生活することがポイント。そうかといって何か特別なことをするのではなく同じ様に淡々と生きる。よく働き、家族、家庭、人間関係を大切にして生きる。これがキリスト者の生き方です。
○Ⅰテサロニケ4:16~18。具体的な事が詳しく書いてある。空中で主と合う。新約412頁

何故、7年間の大患難期の前にキリストが空中まで来られるのか。3つ
1,いつ主が来られても良いだけの条件は整っています。今日かも知れない。明日かもしれない。
2,Ⅰテサロニケ1:10 やがて来る御怒りから救われる。新約408
3,黙示録3:10 495頁 全世界に及ぶ試練の時には(時から)大患難時代からの守りの約束がある。試練を通しての救いではなく試練そのものから守られる救いの約束です。
結び:今は終わり、完成の時代に向かう生みの苦しみの時代。キリスト者にとっては携挙される希望の時である事をしっかり覚えましょう。