羊飼いたちのクリスマス
2021年12月24日
参照聖句:ルカ2:11
説教題:羊飼いたちのクリスマス
クリスマスおめでとうございます。愛する兄弟姉妹と共にイエスの誕生をお祝い出来る事感謝します。今日の題は「羊飼いたちのクリスマス」です。まずルカ2:11節をお読みします。
皆さんにお聞きします。羊についてどんなイメージがありますか?かわいい。素直。従順。肉がおいしそう。色々あります。
では羊飼いについてはいかがですか?働き者。動物好き。仕事が大変そう。雨や雪の時の餌はどうするのかな?色々ありますが羊飼いは働き者で、羊が好きでないと出来ない仕事です。
生き物相手の命を預かる仕事ですから重労働ですね。又、当時のイスラエルでは生活の必需品で、神に捧げる供え物として欠かせない動物でした。しかし、そのような大切な仕事をしていた彼らは、安息日を守らないという理由で社会的に評価されていませんでした。
でも彼らは神の前に誠実な人たちで、神は人間の評価とは反対に彼等を高く評価します。
その証拠に世界で最初のクリスマスに立ち会ったのは羊飼い達でした。実は世界で初めのクリスマスは寂しいものでした。イエスは厩でひっそり誕生しています。今の様に世界中の人々がマリヤとヨセフのところに集まってお祝いしたわけではありません。そんな中で、み使いから、最初に救い主誕生の知らせを受けたのはほかならぬ羊飼いたちです。
11:「今日ダビデの町であなた方のために救い主がお生まれになりました。この方こそ主キリストです。」また多くの天の軍勢が現れ「いと高き所に栄光が神にあるように、地の上で平和がみこころにかなう人々に在るように」と神を賛美したのです。
この、み使いたちの言葉の背景にあるのはこうです。今から二千年前、世界を支配していたのはローマ帝国の皇帝アウグストです。彼には救い主と言う称号が与えられています。しかし聖書ではあえて、イエスに、この方こそ主キリスト(救い主)ですと宣言しています。人々から救い主の称号を受けていた皇帝アウグストに対してイエス・キリストこそ真の救い主である事を宣言しているのです。実にイエスこそ、人間の最大の問題である罪を解決してくださるからです。
ローマ帝国が世界を支配していた時代に、地の上では平和な時代が続きました。パックスロマーナですね。しかしその平和は武力で相手を脅し、力でねじ伏せるものです。
今の時代もそうですね。世界の大国が武力や経済力で世界を支配していますが長続きせず、真に人を幸せにするものではなりません。しかし。主イエス・キリストこそ、世界がどんなに混乱し、厳しい時代になろうとも、地の上で平和を、御心にかなう人々にもたらします。
実に、神の御子主イエス・キリストこそ、人の根本問題である罪を解決し、罪の赦しと新しい命を授けてくださる真の救い主です。キリストは私の罪の身代わりとして十字架に掛かって死に葬られ三日目に復活し、命を与えてくれました。あなたも命を受けるにはイエスをメシヤと信じるだけです。主イエス・キリストは時代が厳しくなろうともあなたに平和を与え、あなたに相応しい人生を送らせてくださるお方です。今日、主イエスを救い主として心の中にお迎えしましょう。