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御霊の実③(誠実・柔和・自制)

2022年12月21日

2020年7月26日
参照聖句:ガラテヤ5:16~26
説教題:御霊の実③(誠実・柔和・自制)

おはようございます。今日もコロナから守られ皆様と共に礼拝をお捧げ出来る事を感謝します。それでは聖書から学んでまいりましょう。今年2月からシェイファーの聖書の主要教理という書物を参考にしながら学んできました。今日で24回目最後です。イエスを救い主と信じた人の中は目に見えませんがキリストと一体とされ、その人の内に聖霊なる神が共に住まわれます。それを聖書では救いと言います。そこで聖霊が人格を持つ神である視点から学び始め、後半は聖霊(御霊とも言いますが)に満たされて歩むとき、私達は御霊の実を結ぶ者とされます。この実は皆さんご存知だと思いますが、何ですか?そうです。愛、喜び、平安、寛容、親切、善意。これら御霊の実は神との関係や隣人との関係に於いて発揮されていくものです。

ところが御霊の実はこれだけではありません。残り3つあります。何ですか。はい、そうです。誠実、柔和、自制ですね。イエスをキリストと信じる者の心にこの3つが確実に育ち人生を大きく変えていく力になります。今日はこの3つを学んでいきます。ガラテヤ5:22~23

①誠実
これは忠実、信仰、信頼という他の日本語にも訳せる言葉です。神に信頼する者は、人格を持つ神の性質である誠実さを受け継ぐ者とされます。それ故、隣人に対しても誠実、忠実に生きるので人から信頼されるようになるのです。身近な例として、誠実な人は約束したことは守ります。
その反対に人と約束しても、態度がころころ変わり約束を破る人は誠実さに欠けますから人から信頼されないという事になります。御霊の実は誠実という形になって現れます。

②柔和
他には謙遜、やさしさ、温順という日本語にも訳せる言葉です。
皆さんに質問ですが、神が最も嫌う私たちの態度は何でしょうか。はいそうです。高慢、又は傲慢。自分の力を過信し、自分はすごいのだと誇る気持ちですね。これを神は一番嫌います。
逆に神は人の柔和、謙遜、やさしさ、温順という態度を神は喜ばれます。
柔和:隣人に対して怒りや傲慢な思いを抱かない。旧約聖書の人物で代表的な人は意外にもモーセです。
謙遜:神の助けがなければ何もできない事を知っている人。高慢と逆の立場です。
温順:神に対しても人に対しても心穏やかで素直な態度。こういう人は喜ばれますね。
是非共、御霊の実である柔和を大きくさせていただきたいですね。

③自制
これは節制、克己という日本語にも訳せる言葉です。意味は
・自制:自分の感情をコントロールできる事、セルフコントロール。例:怒りや不満を爆発させない。御霊の実の働きですね。
・節制(度を越さないように控えめにすること)
・克己(こっき:自分の感情、欲望、邪念を克服する事)同じ意味です。いつも感情爆発していては人間関係が成り立たないので、この御霊の実もあなたの生き方を変える働きをします。
以上最後グループの3つを通してイエスに信頼し、聖霊により頼んで生きる事により、少しずつ自分の生活の中でこの3つの実が結ぶようになります。ある方はこの御霊の実が大きくなっている事を実感し始めているのではないでしょうか。皆さん如何ですか?

適用
この御霊の実を更に大きくさせていただくための条件はイエス様に信頼し、御霊により頼んで
生きる事です。
具体的なことに関してはどうすればよいか?
①特別に判断を迫られる時。心静まり「神様御心を示してください」と神に祈り求めることです。
②次に主の御心と思われる事が示されたら従う事。みこころの根拠は平安と確信が与えられる事。
聖書の学びを通して御霊の実が大きくされる
③自分勝手な考えにならない為、聖書を読む事。最初は分からないのが当然なので、とにかく定期的に聖書全体を読む習慣を身につけることです。(文脈で読む習慣)
④小グループで共に集まり、聖書を学び合う機会を多く持つことです。リーダー的な教える賜物を持つ人がいない時は、中川健一先生のハーベストタイムを活用して学ぶ事も出来ます。工夫が必要ですね。

このような積み重ねをしていく中で御霊の実が結ばれて、あなたは、あなたらしく賜物を発揮して
生きる事が出来るのです。

結び
今日で24回に亘る聖霊についてのメッセージは終わりますが、最後に御霊の実である、愛、
喜び、平安、寛容、親切、善意、誠実、柔和、自制について考える事が出来て感謝します。

まだまだコロナ感染拡大は続いています。是非自分が感染しないように最大限の予防策をして
生活してまいりましょう。そしてコロナでストレスにならないように、コロナ禍の中で、出来ない事を嘆くより、出来る事を感謝して工夫しながら実践する。その中で主にある喜びや平安を頂き自分の生き方を確かなものとしてまいりましょう。

今週も創造主なる神に祈りながら聖霊によって知恵を頂き、一歩前に進んでまいりましょう。