とりなすイエス 

2022年12月22日

2019年12月24日
参照聖句:使徒1:3~10、ヘブル7:24~25
説教題:とりなすイエス 

ようこそ本庄キリスト教会のキャンドルサービスにお越しくださいました。歓迎します。
今日は待ちに待ったクリスマスの夜です。多くのキリスト教会では12月25日を救い主イエス・キリストの降誕日と決めてお祝いしています。この日は昼の時間が一番短い冬至が終わり、これから昼間の時間が長くなります。義の太陽であるキリストの降誕をお祝いする日としては誠に相応しい日であります。またこのキャンドルは暗闇の世の中であって世界を照らすイエス・キリストの光を現わす、意味があります。日本人にとって忙しい年の瀬に、何故この季節にクリスマスがあるのという方がいるかもしれませんがやはり意味がありますのでこれからの一時間だけはゆったりした気持ちでお過ごしください。

さて、今日のテーマは「とりなすイエス」です。今年はイエスの生涯をテーマにクリスマスメッセージをしています。まず、イエスはベツレヘムで母マリヤから誕生しました。これは神が人として生まれたものであります。そして父母と共にナザレで生活し、両親に仕え、知恵が進み、背丈も大きくなり、神と人に愛されて成長していきました。30才の時、ご自身がメシヤであることを公に宣言して、3年半の公生涯に入りました。十字架上で死ぬために、人となってこられたイエスは、33歳の時にポンテオ・ピラトのもとで、罪人を救うために、罪の身代わりとなって呪いの十字架につけられ死にました。そして墓に葬られ、よみに下り、三日目に死人の内より復活の体をもって甦りました。多くの弟子に現れ、復活の事実を示したのです。ここ迄が過去4回のクリスマスメッセージです。
今日はその後、復活のイエスがどうなったか。ルカの福音書によると、イエスは十字架の苦しみを受けた後、40日間にわたってご自身の復活を示され、弟子達に聖霊を与える約束をしています。そして弟子達が聖霊を受けると、あなた方は力を受けるので私の事をのべ伝えよと命じました。

こう言って後、何と弟子たちが見ている前で、上げられて、雲に包まれ、見えなくなったのです。すごいことですね。どこに行ったか。第三の天、すなわち父なる神がいる場所の天に帰られました。ここを私達は通常天国と呼んでいます。そして天に帰られたことをキリストの昇天と言います。天に上ると書いて昇天。私達は死ぬことも召天したと言います。これは天に召される事ですので、漢字を間違わないようにしてください。因みに日曜日の5時半からは笑う点で笑点です。
これは2千年前の話ですが、今復活のイエスは、どこで何をしているのでしょうか。暇だから寝ているのでしょうか。それとも別のことをしているのでしょうか。そうです。イエスは父なる神の右の座にあって、すなわち天の御国で大祭司として私たちの為にとりなしておられるのです。
先ほど読んでいただいたヘブル人への手紙7章24節~25節。読みますからお聞きください。
○キリストは永遠に存在されるお方。
○祭司の務めを持っている。(祭司とは神と人との間にあってとりなす仕事の事)
○キリストはご自分を通して神に近づく人を完全に救う事が出来ます。
○キリストは今も生きていて、父なる神との間にあって私たちの為にとりなしてくださる
結び 
イエス・キリストは復活した後、天に帰り、大祭司として2千年間、あなたや私の為にとりなしてくださっています。今も生きておられる世界の造り主なる神です。イエスはあなたが信頼の心をもって近づくならあなたを完全に罪から救ってあなたの人生を変えて下さいます。どうぞ2019年クリスマスの今日、あなたの為にとりなすイエスを心に迎えて下さいますようにお祈りします。