先在のキリスト②

2022年12月22日

2018年12月16日
参照聖句:箴言8:28~36
説教題:先在のキリスト②

 

おはようございます。小学生のお友達もおはようございます。今日からアドベント第3週に入ります。ろうそくも3本になりました。今日は箴言8章22~36を通して先在のキリスト②のテーマで学んでまいりましょう。先在とは、着る物や食器をきれいに洗う洗剤ではなく、永遠の昔からおられるということです。箴言はご存知のように知恵の言葉の塊です。家庭教育の基本となる大切な書物です。ここから知恵の言葉を学んでまいりましょう。

普通クリスマスのメッセージは神の御子イエス様の誕生の場面が話されますが、今年は誕生以前のイエス様について考えてみたいと思います。イエス様は今から二千年前この世界に処女マリヤを通して聖霊によって人間としてお生まれになりましたが、その前はどこで何をしていたのでしょうか。それを知る手掛かりの一つに箴言8章があります。

それでは見てまいりましょう。前回は知恵であるわたし、天地創造以前に存在していたキリストについて8:22~27節を通して見てきました。それはあの有名な創世記1:1初めに神が天と地を創造した。その前に神の御子イエスは存在しておられたという事でした。わたしを得ておられた、わたしを立てられた、わたしはすでに生まれていた、わたしはそこにいたという言葉に表されています。この聖書では分かりやすくするために私という言葉をひらがなにしてあります。

今日は続きで28~36迄です。ここは創造主なる神が天地を創られた時に、御子イエスも共にいてその御業に加わって働きておられる事が書かれています。
ここでのポイントは大きく分けて2つ
1、御子イエスの役割
○28~30:天地創造について書かれています。この世界を精巧に、緻密なデザインをもって父なる神は創造されました。その時に神の傍らにあって、共におられたのが30:知恵であるわたし、即ちこの世界に来られる前のイエスなのです。これを組み立てる者、別の言葉でいうと、巧みなもの、熟練工、技術者、名匠(すぐれた職人、学者)という意味であります。この御子イエスが父なる神のデザインを目に見える形でつくられたのです。精巧に、緻密に造られました。これが創世記1章と2章の世界です。

2、御子イエスに対する私達の応答32~
○御子イエスに聞き従う。そして知恵であるイエスを得よ。33:イエスを見出すもの、真に信頼する者は命を見出し、主からの恵みを沢山受ける事が出来ます。最後に知恵を得るとは何でしょうか。それは創造主である神の永遠の計画とみ心、即ち神のみ旨とみこころを知り、それにあずかることです。学問を通してただ単に物事を知っているだけではなく、最終的には創造主が望んでいる事、計画、そのような事を学び取っていく事が大切です。行きつくところは御子イエスを聖書や様々な良い書物を通して一歩一歩深く知り、静かな祈りを通してより深く理解を深めていくことです。そして御子イエスの心を実践していくのです。

適用 イエス・キリストについて確認しましょう。
⇒キリストは永遠の前から存在していた真の神
⇒天地創造の時に神の傍らにいて巧みに、緻密に、創造全部のわざに加わっていた
⇒クリスマス 二千年前この世界に神が人間として来られた
⇒33年の生涯の後に十字架に掛かって死んで、葬られ、三日目に復活した、天に帰り、父なる神の右の座に座しておられる。
⇒世界が完成する前に世界の裁き主としてもう一度この地上に来られる。これを再臨と言います。
このキリストがあなたを見守り、あなたを尊敬し、信頼し、好意的に見て、裁かないで、あなたが最高の人生を生きる事を願っているのです。ですから常にもっと大きな、広い視野をもって、主イエスの御心は何かをいつも考えながら歩んでいければ幸いです。

結び
35:知恵であるわたし、即ちイエスを見出す者は命を見出し、主から沢山の恵みを受けて生きるのです。是非、クリスマスよりもはるか前におられるキリスト、天地創造よりもはるか前におられるキリスト、永遠の昔から存在しておられるキリストを仰ぎ見てまいりましょう。
あなたをいつも好意的に、そして関心をもって見守り、導いてくださるキリストを見上げてまいりましょう。アドベント第三週を迎えましたが、まことの神でキリストに従い、真の知恵を受けて今週も歩んでまいりましょう。