聖霊の証印を受けて
2016年10月30日
参照聖句:エペソ1:13~14
説教題:聖霊の証印を受けて
今日は今井貴子さんと山田沙椰佳さんのバプテスマ式がありますので、それにちなんだキリスト
の救いについて皆さんと共に学んでまいりましょう。まずこのエペソ人への手紙を初めて読む方もいるかもしれませんので少し説明します。この手紙は使徒パウロがキリストの福音を大胆に話したために、それを快く思わない人たちの手により捕まってしまいました。そして牢屋に入れられて今は鎖につながれてしまったのです。
しかし彼はそのような悪い環境にあっても悲しむことなく、喜びをもってエペソ(今のトルコ)にある教会の人たちに愛と励ましの手紙を書きました。1章~3章はキリスト教会とは何か、クリスチャンとはどういう人か、後半の4章~6章でクリスチャンの生き方について教えています。キリスト教会やクリスチャンの本質が書かれている非常に大切な書物です。今日はこの箇所からクリスチャンとはどのような人かを順を追って短く話します。
①真理の言葉、救いの福音を聞く
聖書を通して天地創造、最初の人アダムとエバが目的をもって創造主に創られたこと、罪を犯した事、故に人は罪人である、死後に裁きがある、イエスが罪のない真の救い主であり、この世界に来て、人を罪から救うため十字架上で死に、葬られ、よみに下り、三日目によみがえられた、これを信じたらキリストとつながり、新しい命を受ける、やがてキリストによってこの世界が完成に向かい、キリストが再びこの世界に戻られ、千年王国のメシヤとして世界を治め、最終的には新天新地に移される、聖書のトータルプランであり、真理の言葉、救いの福音であります。
②信じた人は
約束の聖霊が信じた人の内に住まわれます。この聖霊とは父、御子、御霊の三位一体の内の聖霊なるお方、このお方の性質は父、御子と同じお方であります。私達の心の内に住んで助け導いてくださいます。助け主とも言います。これが約束の聖霊をもってハイ、間違いありませんというハンコを押してもらう事です。(配布資料から話しする)
③聖霊は
私たちがキリストを信じて新しくされ、この地上の生涯が終わる時に栄光の体に変えられ主のみもとに移されます。この保証を手付金とも言います。この業をするのが聖霊様です。
④結果 贖いと栄光
キリスト者は贖われた人です。贖いとはキリストの尊い十字架の血潮という代価を払って買い取られるという事です。ですから私たちは自分の物であって自分の物でないのです。何故ならキリストの十字架の血潮という代価が神の前に払われてキリストのもとに買い取られた存在であるのです。最終的には私たちではなく、神に栄光が返され主なる神がほめたたえられます。
⑤結び
キリスト者は如何に生きるべきか エペソ2:8~10
救いは恵みと信仰によります。救いは神からの賜物です。行いにはよるのではないのです。だれも誇らない為です。救いに行いは関係ありません。
しかし救いを受けた私たちは神の作品ですから、キリストにあってよい(行い)わざに生きるのです。そのために再創造されました。良いわざも主なる神によって備えられています。良いわざとはあなたが聖霊によって生きるすべての幅ひろい証しわざです。自分に与えられている使命や役割は何かを求めつつキリストの体なる教会を構成する一員として歩んでまいりましょう。